love


神奈川県の西部にある「小さな町」で暮らす私.
日々の出来事、見たこと、感じたこと、思ったことを綴っていきます。

中川一政美術館~~♪

2020-01-11 | アート・文化
「私の散歩道」の途中にある「中川美術館」~~♪ (詳細は、赤字をクリックしてね)


建物だけを見ながら通りすぎること、数か月~~(苦笑)、
今日は、久々に入館しました!


なぜかというと~~、
今は「唯一無二の画室(アトリエ)を求めて」というテーマ展示の最中だからです~~♪


それに加えて~~、美術館の学芸員さんが、見どころを解説・紹介してくれる「ギャラリートーク」のある日でもありましたから~~♪

「アトリエ」を、広い概念でとらえた画伯は、決められた一室だけではなく、外で写生をする場所も「アトリエの一つである」と、考えていました。
そのため、当地に移り住んでから、20年近くも足を運び描いた「湯河原町・福浦港」を、「青天井世界一のアトリエ」と呼び、
何枚もの「箱根・駒ヶ岳」の大作を描いた箱根を「天上天下、唯一のアトリエ」と、名付けていたそうです! (パンフレットの紹介を引用させていただきました)



大自然に囲まれた場所を「アトリエ」と定めたことで、画伯の独特の表現の世界が生まれていったのかもしれません。

今回の展示では、そこで描かれた風景や、お部屋で描かれた静物と、若いころの作品も展示されており、その対照も面白く鑑賞できました。

そして~~、そして~~、
今回の展示で目を惹いたのは、「新規収納作品」の一つであるという、写真家・篠山紀信氏の「シノラマ 中川一政」という、大きなパネルです!
(シノヤマとパノラマの造成語だとか~)

篠山氏が、画伯の制作現場である箱根へ同行し、数台のカメラを結合してシャッターを切るという手法で撮影されたというもので、「全長4.3m 高さ1.2m」の大きな作品です。

雄大な箱根連山と、美しい芦ノ湖の大自然の中に、晩年の画伯の制作姿が映り込まれたダイナミックなもので、感動します~~♪
(撮影禁止ですので、お見せできないのが残念)

中川美術館の建物は、古いのですが(築30年くらいかな?)、デザイン的にはとてもステキで、周囲の木々とマッチしたすばらしいものです。
今日は、鑑賞するお客様も少なかったので、静かにゆっくりと回ることができました~~♪

時には、こんな時間も大切にしたいです~~♪