70年前の乗車マナーの啓蒙映画を弁士(個人所蔵している)ライブつきで「鉄道の日」にちなんだ「鉄道映画祭」で珍しくも上映。子供の夢が「漫画映画」だったり(これがよくできている)、汽車のおもちゃがオブジェクトアニメだったり、ずいぶん技術的に凝っている。太郎くんの家がいやに立派。
10年くらい前に日本公開されたタジキスタンと旧ソ連の合作。この上映も珍しい。
兄弟が汽車に乗って父親に会いに行き、喧嘩してまた戻るまでを淡々と綴ったロードムービー。なーんにもない荒野がえんえんと続く風景は違う惑星のよう。土を食べる癖のある小さな弟とか、ちゃんと床が張っていない吊り橋とか、ところどころ奇妙な感覚を見せて、眠くなったり、急に面白くなったりする。セピア調のモノクロ画面は、今では見られない不思議な画調。
兄弟が汽車に乗って父親に会いに行き、喧嘩してまた戻るまでを淡々と綴ったロードムービー。なーんにもない荒野がえんえんと続く風景は違う惑星のよう。土を食べる癖のある小さな弟とか、ちゃんと床が張っていない吊り橋とか、ところどころ奇妙な感覚を見せて、眠くなったり、急に面白くなったりする。セピア調のモノクロ画面は、今では見られない不思議な画調。