あまりに流行っているのでなんだか見たような気がして実際に見るのがずいぶん遅れたのだが、その間に撮影監督の篠田昇氏が亡くなってしまった。得意のディフュージョンがかかった画調に、体調が悪くてあまり自分でオペレートできなかったせいかいつもより動かないカメラを見ていて、忘年会で遠くから一度見ただけの人でも実際に死ぬ方が重い。
別にケチをつけているのではない、映画の芝居の死はついに芝居にとどまるのは当然で、それとは別に映画で描けるものとして、生き残った人間がどう死を受け止めていくかを、大沢たかおと柴崎コオ絡みで作った現在のシーンとして、膨らませていると思えた。
(☆☆☆)
別にケチをつけているのではない、映画の芝居の死はついに芝居にとどまるのは当然で、それとは別に映画で描けるものとして、生き残った人間がどう死を受け止めていくかを、大沢たかおと柴崎コオ絡みで作った現在のシーンとして、膨らませていると思えた。
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