予告編からだと、ありがちな老人たちと少年の交流を描く感動作かと思っていたら、かなり「ビッグ・フィッシュ」ばりのホラ話の要素が大きい。そうでないと、成長したウォルターの職業がマンガ家という意味がない。
マイケル・ケインのお話として描かれるアフリカでの冒険談っていうのは、どう考えてもホラとしか思えない。ホラでもいいのだが、そう思わせた上でノセるというのはかなり難しいので、画面にすきま風が吹くのはちょっと困る。ロバート・デュバルがやたら強くて4人の若者を叩きのめすというのも。それ以外の場面の質感や時代色の出し方が見事な分、目立つ。
演出力不足というのだろうか、原題はsecondhand lionsだが、本物のライオンが死ぬ場面でカットが明らかに足りない。
エンド・タイトルでロバート・デュバルのヘアスタイリストのクレジットが出たのが可笑しかった。若い時からハゲで有名な人なのに。
(☆☆☆)
マイケル・ケインのお話として描かれるアフリカでの冒険談っていうのは、どう考えてもホラとしか思えない。ホラでもいいのだが、そう思わせた上でノセるというのはかなり難しいので、画面にすきま風が吹くのはちょっと困る。ロバート・デュバルがやたら強くて4人の若者を叩きのめすというのも。それ以外の場面の質感や時代色の出し方が見事な分、目立つ。
演出力不足というのだろうか、原題はsecondhand lionsだが、本物のライオンが死ぬ場面でカットが明らかに足りない。
エンド・タイトルでロバート・デュバルのヘアスタイリストのクレジットが出たのが可笑しかった。若い時からハゲで有名な人なのに。
(☆☆☆)