おとぎ話のキャラクターでは、美しい者が常に正しく幸せをつかむというパターンをひっくり返してた前作に続いて、今回は主な舞台を現代の「おとぎの国」ハリウッドのパロディのfar far away(そこに着いてもこの名前のまんまってところが笑わせる)に持って来たところがミソ。ここでは実際に「美しい者が常に正しく幸せ」ということになっているのだから。
これが3Dアニメでやたら手をかけて再現すると、化粧と美容整形を重ねて元が何なのかわからなくなっているハリウッドという感じになって、人間の登場人物(ややこしいね)にシミや小皺が見えるあたりなど、かえって本物くさい。美男のキャラクターが、三島由紀夫がトイレのタイルみたいな歯並びと言ったようなウソくさい容姿なのが、こっちがウソくさいと思うのを先回りしているみたいなややこしい構造。
それだけに着地はキャラクターをそのまま生かせる続編狙いに走って、ちょっとスベり気味。本物のハリウッドスターがアテた英語版で見てよかった。音楽がちょっと古めのなじみの曲ばかり。
劇中で姫のことをMrs.とつけていた。今だったらMs.にするところだが、いくらなんでも一応おとぎ話に使ったら変。「政治的に正しいおとぎ話」ではないってことね。
おとぎ話にしてもハリウッド映画にしても、いかにも「型」が、がちっとできている。
ただ、普通に可愛いキャラクターが出てこないので、たまに「可愛い光線」を発射する長靴をはいたネコが一番女性客にはウケていたみたい。
本ホームページ
これが3Dアニメでやたら手をかけて再現すると、化粧と美容整形を重ねて元が何なのかわからなくなっているハリウッドという感じになって、人間の登場人物(ややこしいね)にシミや小皺が見えるあたりなど、かえって本物くさい。美男のキャラクターが、三島由紀夫がトイレのタイルみたいな歯並びと言ったようなウソくさい容姿なのが、こっちがウソくさいと思うのを先回りしているみたいなややこしい構造。
それだけに着地はキャラクターをそのまま生かせる続編狙いに走って、ちょっとスベり気味。本物のハリウッドスターがアテた英語版で見てよかった。音楽がちょっと古めのなじみの曲ばかり。
劇中で姫のことをMrs.とつけていた。今だったらMs.にするところだが、いくらなんでも一応おとぎ話に使ったら変。「政治的に正しいおとぎ話」ではないってことね。
おとぎ話にしてもハリウッド映画にしても、いかにも「型」が、がちっとできている。
ただ、普通に可愛いキャラクターが出てこないので、たまに「可愛い光線」を発射する長靴をはいたネコが一番女性客にはウケていたみたい。
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