トム・ベレンジャーの傭兵がキューバの麻薬組織の襲撃に失敗して国内に戻り、教員の恋人が不良生徒に襲われて脚を折ったのでハイスクールの代用教員(原題 The substitute=代用)として赴任するのだが、学級崩壊している教室を立て直すのではなく、校内の麻薬汚染を暴くというスジは外さない。
ベレンジャーはムチャクチャに強くて、ワルたちを制圧すると同時に恵まれた育ちではないので荒れている生徒たちの心も掴むというあたり、クサいがもっともらしい。
不良も学生の領域ではなく完全な犯罪者と割り切った扱いになっている。武装して麻薬取引に関わっているのだから当然だが。
誰が黒幕なのかは出てくると共にわかるのだが、黒幕がはめている腕時計でそれと察すると同時に、黒幕の方でもベレンジャーの手の甲の火傷に気づくといったあたり、いい感じ。