三船敏郎の初外国映画主演作のメキシコ映画。全編スペイン語でメキシコ人の役というのが不思議な感じがするが、メキシコの映画人からの依頼による出演というからメキシコ人から見ておかしいということはないのかという心配はいらないのかもしれないが、やはり不思議ではある。
吹き替えではなく全部スペイン語のセリフを音で覚えて演じているのはさすが。
演技の調子が日本語の時とまるで変わらないのはちょっと笑ってしまう。
三船はアメリカ映画に出るときはサムライ的な肩肘はった役をやることが多いが、これはタイトルとは裏腹にどうしようもない男の役。
酔いどれで怠け者の乱暴者で妻子に威張り散らす。
これが最終的に「価値ある男」になるのかというと、かなり微妙。
三船の天性の愛嬌からイヤな気分にはならないが、あるいはこういう男をやって反発をあまりかわないる役者はそれほどいなくて、国籍関係なく三船に依頼したということかもしれない。
撮影は「真珠」やメキシコ時代のブニュエル作品のガブリエル・フィゲロア。さすがと思わせる。
吹き替えではなく全部スペイン語のセリフを音で覚えて演じているのはさすが。
演技の調子が日本語の時とまるで変わらないのはちょっと笑ってしまう。
三船はアメリカ映画に出るときはサムライ的な肩肘はった役をやることが多いが、これはタイトルとは裏腹にどうしようもない男の役。
酔いどれで怠け者の乱暴者で妻子に威張り散らす。
これが最終的に「価値ある男」になるのかというと、かなり微妙。
三船の天性の愛嬌からイヤな気分にはならないが、あるいはこういう男をやって反発をあまりかわないる役者はそれほどいなくて、国籍関係なく三船に依頼したということかもしれない。
撮影は「真珠」やメキシコ時代のブニュエル作品のガブリエル・フィゲロア。さすがと思わせる。