タイトルになっているプロジェクトというのはテロ対策に特化して訓練された犬たちのことで、途中から計画そのものが破棄されたという設定。
この犬が危険なシーンを演技しているところを見るとトレーナーが訓練して操っているのはありえずCGなのは見当がつくが、すごくリアル。
メイキングを見ると犬の役をブルーの扮装をした人間が演じているのが相当に可笑しい。
レッカー運転手役のチュ・ジフンは脱色したロン毛にしているのが棚橋弘至みたい。
主人公の韓国の国家安保室の行政官というのはどんな立場なのかよくわからないが、はじめ国の側に立場を置いていたのが大統領がプロジェクトにゴーサインを出していたのを知って裏切られたのを知る。もうひとりの行政官は知っていたというのは、後で考えると相当にご都合主義だが見ている間は気にならない。
娘が留学するはずだったのをあきらめるというのがどういう社会的意味づけなのかわかりにくい。
しかしあれだけ車がぶつかっていて、一向にエアバッグが機能しないというのは何なのでしょうね。
玉突き衝突に加えてヘリコプターは墜落するわ、吊り橋は崩壊するわで、スペクタクルは見ごたえあり。