prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「アンノウン」

2011年05月23日 | 映画
舞台をベルリンにして英語がほとんど通じない上、元スパイが生存しているという設定がなかなかうまい。本当なら東京でも成立するはずなのだが、日本映画でまともに諜報員や諜報活動が描かれたことないね。

「バルカン超特急」や「フライト・プラン」ばりの、全記憶がよってたかって否定されアイデンティティが危機にみまわれる話だが、誰も知らない存在になるのを主人公にしたのが成功、たいていこの手の話は謎解きで白けるのだが、アクション絡みでなんとか乗り切った。

助けてくれる女性が移民というのも身分証明をを持たない同士という意味づけではあるだろうが、これはフツーの娯楽映画なのでそんなに深く描いているわけではなく、かなりゴ都合主義的。なんであんなに一所懸命に助けてくれるのだろう。一目惚れしたともあまりきちんと描かれていないが。
(☆☆☆★)




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