
男から見た小悪魔(美少女)のイメージではなくて、本当に悪魔的でアモラルな少女たちが出てくる。特典映像を見たら10年寄宿学校で育った監督の反抗心の投影だというので納得。
内容のせいで製作費が集められず親戚から金を借りたりして作ったというが、実際あまり製作費がかかっていないのが画面に出ていて(プロのスタッフは撮影監督だけ)、荒っぽい画面の質感がなんともいえない薄気味の悪さを巧まずして出していた。
フランスはじめカソリック国では初め公開できずイギリスでまず公開されたというが、とにかくカソリックの抑圧性に対する怒りと反抗心の表出がすごい。庭師の小鳥を殺す場面なんてあるから、今だともっと批判されるかもしれない。