prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

SHUNGA 春画展

2015年11月20日 | アート
本物の春画をまとめて見たのはもちろん初めてだけれど、無修正の画集はいくつも出ていたし、熱海城の地下階に拡大版が展示されていたからしたからそれほどびっくりはしなかった。

昔の映画「歌麿 夢と知りせば」で春画に修正がかかっていたのを思うと一応隔世の感はある。しかし、別に猥褻だからという確固たる基準があって公開できなかったわけではなくてなんとなく前例に流されて、やめておこうかとなっていたのがこれまたなんとなくイギリスで成功したとか、元首相が尽力したということで公開されたのがいかにもこの国らしく情けないところ。

浮世絵は必ずしもディテールを書き込まないのだが、性器、特に女性器をやたらこまごまと描きこんでいるのがなんだか妙な感じは受ける。

会場の永青文庫って、あんなに高いところにあるとは思わなかった。神田川沿いから登っていくのには、特に年配の人には大変ではないか。
老若男女にわたる客層。春画をデザインしたトートバッグなど町中を持って歩けるのかと思うぞ。

思い切り時代がかった建物。「ツィゴイネルワイゼン」でも撮れそう。東京にもまったく知らない風景があることを改めて知る。

SHUNGA 春画展



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