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KORAILの最北端・白馬高地駅~有人駅の最北端は新炭里駅のままですが…

2014-03-02 | 鉄道[大韓民国・KORAIL列車]

先日「MAKIKYUのページ」で取り上げたKORAIL・京元線の通勤列車ですが、現在その終点となっているのが白馬高地(Baengmagochi)駅で、京元線の一部列車のみが同駅まで運行しています。


駅施設などは真新しく、開業からまだ1年強しか経過していない新規延長(復活)区間にある新駅らしいと感じる所です。

白馬高地駅が開業する前も、北韓を除く韓国内の鉄道では、京元線は最北の鉄路となっており、以前の終端駅・新炭里(Sintanni)駅が韓国最北の鉄道駅でしたので、白馬高地駅は新炭里駅に代わって最北端の駅となっています。


ただ白馬高地駅は単線区間の終端にある棒線駅で、民間人統制線のすぐ近くに位置する事もあってか、駅周辺も閑散としており、駅務員も無配置であるなど、停留所と言った感が強いものです。


駅務員無配置で自動券売機の設置もありませんので、最北の駅で乗車券を購入する事は叶わず、車内購入か着駅精算となりますが、MAKIKYUが白馬高地駅からの列車に乗車した際には、車内巡回の車掌に乗車券購入を申し出ても、着駅(殆どが終点東豆川(Dongducheon)かその一つ手前の逍遥山(Soyosan)まで乗車し、広域電鉄に乗り換え)で支払う旨の案内をされた程でした。

着駅改札では信用乗車が一般化した今日のKORAILでは珍しく、改札口における集札を実施しており、ここで乗車券を購入する代わりに代金支払い(全区間1000W)という状況でしたので、韓国最北の有人駅は白馬高地駅開業後も新炭里駅という状況が続いています。


また白馬高地駅は棒線駅で、駅ホームのすぐ先には車止めという状況ですが、現在最北端に位置する駅と言うだけでなく、京元線自体は今もなお南北分断路線で、今日でも北側における営業運転も行われている様ですので、以前新炭里駅で見られた「鉄道中断点」を示す標識も出ており、この様な案内を見ると韓国は未だに分断された国家である事を改めて実感させられます。

ちなみに東豆川駅発着の通勤列車で同駅まで足を運んでも、路線バスの接続も僅かな状況で、地元住民を除けば来た道を返すか、同駅から出発する安保観光のバスに乗って安保観光に出向く程度しか…という状況ですが、MAKIKYUの訪問時には丁度駅前に安保観光のバスが停車しており、白馬高地駅到達後はこのバスに乗車して安保観光へ出向いたものでした。

安保観光に関しては、近日中に続編記事で取り上げたいと思います。



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