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隠岐汽船「レインボージェット」~近年隠岐航路に就航したジェットフォイル

2015-09-10 | 船舶[日本国内]

MAKIKYUが6月に山陰方面へ出向いた際には、米子・松江周辺へ久々に足を運んだだけでなく、離島の隠岐(Oki)にも初めて足を運ぶ機会がありました。

最近はブログ記事作成がなかなか進まない状況である事に加え、その後出かけた関西方面の話題などを幾つも取り上げている事もあり、訪問から約3か月を経てようやく記事公開開始という有様ですが、他の記事と併せて今後山陰関連に関しても順次記事公開できれば…と思っています。

隠岐は現在隠岐の島町1町に統合された島後(Dogo)と、西ノ島町・海士(Ama)町・知夫(Chibu)村の2町1村で構成される島前(Dozen)の2地区に分かれており、本土との移動は勿論、両地区間を移動するのも結構な手間がかかります。

本州本土から隠岐への航路も、境港か七類からの出航ですので、首都圏在住ともなれば出航港までアクセスするだけでも結構厄介です。

まとまった時間を確保できないとなかなか行き難い所で、距離的には九州などよりもずっと近くても、「近くて遠い島」という印象があります。

本土~隠岐間の航路もフェリーと高速船の2種類が存在、前者だと所要時間も長く尚更隠岐が遠く感じる状況ですが、MAKIKYUが6月に隠岐へ足を運んだ際には、両者を乗り比べたものでした。


その際最初に乗船したのが「レインボージェット」と呼ばれる高速船で、以前就航していた高速船「レインボー」の老朽化に伴い、代替で昨年導入されたばかりのジェットフォイルです。

新顔と言っても建造は1991年、以前は鹿児島~種子島・屋久島航路で就航していた「トッピー5」を中古導入した船で、ジェットフォイルは1事業者に留まっている船の方が少ない状況になっていますが、同航路は2社共同運航化→種子屋久高速船発足後に運行本数削減、隠岐汽船以外に東海汽船へ売船されたジェットフォイルも存在しています。

ちなみに種子屋久高速船は現在、塗装や内装が大きく異なる元コスモライン(ロケット・市丸グループ)と元鹿児島商船(トッピー・いわさきグループ)の高速船が混用されている状況ですが、昨年MAKIKYUは両者双方に乗船しています。


ジェットフォイルの中には、JR九州高速船「ビートル」の様に船内大改装を行った船や、東海汽船の様に2階前方出入口増設を行う事業者も存在していますが、レインボージェット船内の内装は昨年乗船した「トッピー7」とほぼ同等と感じたものです。


塗装は隠岐汽船独自の装いに改めたものの、船内に関しては鹿児島商船時代と大差ないのでは…と感じたもので、1階前方席から前方が見渡せるのも「トッピー7」と同様です。
(昨年MAKIKYUが乗船した「トッピー7」に関する記事をご覧になりたい方は、こちらをクリックして下さい)

ジェットフォイル自体がフェリーなど他の船に比べて個性が出難く、早く移動するための手段という印象が強い船ですので、ゆっくりと船旅を楽しむ向きには不適かもしれませんが、本州本土から1時間強で隠岐へ到達できるのは便利で、移動選択肢の一つとしては非常に有用と感じたものでした。

またMAKIKYUが6月に隠岐を訪問した際には、隠岐汽船の本土~島前~島後~本土間(逆周りでも可)と、島前地区の観光船か観光バスがセットで割引された企画乗車船券を利用しており、この企画乗車船券を利用する場合でも、フェリーとの差額料金券を購入する事で、レインボージェットを利用する事が出来ます。


写真は企画乗車船券と差額料金券(画像は一部加工しています)で、島前地区の観光船か観光バスを利用するなら、それぞれの乗船券などを別々で購入するよりも割安になりますが、有効期間が少々短いのが難点と感じたものでした。

山陰関連以外にも公開したい記事は多数ありますので、当分山陰関連もスローペースでの記事公開になりそうですが、順次記事作成・公開したいと思っていますので、興味のある方はご覧頂けると幸いです。



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