先日MAKIKYUが青春18きっぷを使用し、北関東方面へ出向いた際には、烏山駅を利用する機会もあったのですが、駅前で路線バスを降りて烏山線に乗り継ぐ際、駅前に停車していたバスの中に「わ」ナンバーの車両が止まっている姿を見かけましたので、少々取り上げたいと思います。
ナンバープレートの4桁数字(或いはそれ以下)の前に付く仮名が「わ」ナンバーの車両は、レンタカーが用いている事はご存知の方も多いかと思いますし、MAKIKYUも自家用車のレンタカーを何度か利用した際には、当然この手のナンバーの車両でしたが、これが路線バスともなれば、極めて異色の存在と言えます。
MAKIKYUも「わ」ナンバーを付けた路線バスの姿を実際に目撃したのは、先日の烏山駅が初めてで、写真の車両は烏山駅~高部(たかぶ)車庫間を結ぶ栃木県(那須烏山市)~茨城県(旧美和村:現在は常陸大宮市に合併)跨ぎの路線で充当されていましたが、この路線は高部車庫で茨城交通の路線バスに乗り継ぐ事で、常陸大宮駅へ抜ける事が出来る路線(その気になれば、更に常陸大宮で乗り継いでバスで水戸まで行く事も可能です)としても知られています。
この路線は過去に一度MAKIKYUも乗車した事(「MAKIKYUのページ」で取り上げた事もありますので、興味のある方はその際の記事もご覧下さい)があり、その際はISUZU製の中型車が充当されていましたので、この車両(もしくは現在その後任の車両になっているのかもしれませんが…)が何らかの事情で使えなくなったと推測され、その代替でレンタカーを用いていたものと思われます。
ちなみにこの路線は自治体運行による通称80条バスで、特例で白ナンバー車両での運行が認められている路線ですので、レンタカーを用いて運行する事も、決して有り得ない話ではないのかもしれませんが、真っ白で運行事業者名などの表記が全くないバスが「高部車庫行」という行先を掲げた姿は非常に奇妙に感じたものですが、この路線に限らず那須烏山市営バス(烏山駅発着の路線バスは、馬頭方面へのJRバス以外は全て那須烏山市、或いは同市と他自治体の合同による市町営バスとなっています)では、他路線でもこの様な事が時折あるのかも気になったものです。