還暦直前に心臓弁膜症(僧帽弁閉鎖不全症弁形成術体験記)

還暦を目前にして滋賀医大の浅井徹先生の執刀で僧帽弁形成術を受けました。
私の体験が同病の方の参考になれば幸いです。

退院後3~4週間

2011年02月26日 | 自宅療養
退院後3週間が経ち、4週間目・・・・社会復帰なんて言う大げさなものじゃなくて、単に会社復帰までの最後の週になりました。
普通の生活においてはよほど変な姿勢でも取らない限り、胸骨のことを気にしないでも良くなってきました。咳は気をつけないとまだちょっと辛いです。

シャワーの湯が胸に当たったときにびんびん感じた触覚は軽くなってきました。
手術創とシャツが触ることで何か感じるかと思っていましたが、あまり触ることは無いんですね。
一度も感じませんでした。
その手術創は鮮やかな一本の線です。たまに少し痒いことがあるくらいで、だいぶ見慣れてきましたね。でもまだ風呂で石けんつけるときは優しく?
ナデナデしています(笑)
脈拍はまだまだ早いですねぇ。80位あります。果たしていつ落ち着くのでしょうか?
夜ふとんに入るとしばらく動悸を感じます。これはほぼ毎日です。
(5ヶ月経った今でも動悸は感じています)
歩くときのバリア感はほぼ無くなりました。

体重は入院中次第に減り、3キロ痩せました。
(術後一時的には増えましたが)
それが退院後は食事制限がないものですから、食うわ食うわで(^_^;)
退院後1ヶ月で元に戻ってしまいました。これ以上増やさないように気をつけよう。

10月18日はヴォーリズ記念病院で診察を受け、産業医の面談に必要な診断書を作成いただきました。
帰宅後に診断書を読んでみると
病名は僧帽弁形成術後と書かれていました。なるほどねぇ。

産業医による面談(別記事としてアップします)は水曜日に無事終了し、その3日後の土曜日、妻と京都駅近くのショッピングモールに出かけました。
私が翌週から1人で会社に行けるのか、自分の目で確かめておきたかったらしい…
(面談の時1人で行ったのですが)
特に買い物はせず…と言うよりショッピングが目的ではないので…結局フードコートでランチしただけで帰りました。
…そういえば雑貨屋でしばらく妻が見て回っていましたが、何か買っていたようでした。私はベンチに腰掛けてました。

この週は2回、会社あるいは会社の近くまで行ったわけですが、電車でも座れれば体力的には問題なさそうですし、仕事はデスクワークなのでこれもいけそうです。

実は家でのリハビリに限界を感じてまして、毎日1時間近く歩いても今以上の体力の回復は望めない気がしていました。仕事始めなければ完全復活は無理なんじゃないかと思っていたのでした。

でも家でのリハビリは復帰後、ものすごく役に立ったと思います。会社では一日中椅子に座っているわけですよね。背筋が衰えていると午後になればかなりしんどくなったんじゃないかと思いますが、そのようなことはほとんどありませんでした。
歩くのも同じことが言えると思います。