還暦直前に心臓弁膜症(僧帽弁閉鎖不全症弁形成術体験記)

還暦を目前にして滋賀医大の浅井徹先生の執刀で僧帽弁形成術を受けました。
私の体験が同病の方の参考になれば幸いです。

9回目の外来受診

2011年06月02日 | 手術後の外来診察
4月22日になりました。前回の外来診察が3月12日だったのでかれこれ一月半が経過。
もう慣れっこになってしまったヴォーリズ記念病院の受診日です。
今回も採血と診察のみです。
経過は順調とのことで、血圧は106-65でした。OKOK~♪
前回の採血結果をいただきましたが、大きな問題はありませんでした。
…が、初めて血糖値が基準値の下限より低い値が記録されました。
食後120分後の血糖値ですが、64mg/dl
基準値は70~109なので、10%ほど低かったのです。
これはでも一過性のものだと思います。

血糖値というのはある時点における血糖の値ですから、いわゆる瞬間風速のようなものです。
ある時点に測った血糖値はたまたま暴風かもしれず、凪いでいるかもしれず、そよ風なのかもしれないわけです。
その瞬間に基準値に入っていたからといって問題がないとは限らないわけですね。もっと長期的に評価しなければ、何が正しいのか見失いかねません。
そして都合の良い(?)ことに、長期的に評価できる指標があるのです。
その指標…HbA1Cというものがあります。
これは糖化ヘモグロビン(グリコヘモグロビンとも)、つまりヘモグロビンのうち何%がブドウ糖と結合しているのかを表すものです。
このHbA1Cの正常値は4.3~5.8%とされています。この範囲内ですと糖尿病でもなければ、低血糖でもない、ということです。
血糖値が高くなると血液中にブドウ糖が余っているわけですから、次々にブドウ糖がヘモグロビンにくっつくためHbA1Cは上がっていきます。
6.5%以上になると糖尿病と診断されるようです。

ところでヴォーリズ記念病院での血液検査では、HbA1Cは測定されません。しかし幸いなことに会社の健康診断では毎年HbA1Cが測定されていることがわかりました。
その結果によるとHbA1Cは4.9~5.1%で推移しているので、問題はなさそうなことがわかりました。やれやれです。

次回は6月4日の土曜日を予約、薬は従来通りで変更有りませんでした。
手術から半年以上経ちますが、まだワーファリンは終わりません。ただ少し気になることがあるので、まだ終わらなくても良いかなあとも思っています。