還暦直前に心臓弁膜症(僧帽弁閉鎖不全症弁形成術体験記)

還暦を目前にして滋賀医大の浅井徹先生の執刀で僧帽弁形成術を受けました。
私の体験が同病の方の参考になれば幸いです。

冥王星探査機ニューホライズンズ

2015年08月06日 | 雑記帳(その他)
冥王星探査機ニューホライズンズが先月14日に冥王星に最接近し、たくさんの観測を行い、そして太陽系から離れつつあります。

7万7000kmの距離から撮影された冥王星です。
ハート型模様が印象的ですよね。

これはニューホライズンズが冥王星通過直後に撮影した、冥王星の「日食」です。

ニューホライズンズの行程
打ち上げは2006年1月19日
2006年4月7日火星軌道通過
2007年2月28日に木星重力によるフライバイで加速
2008年6月8日に土星の軌道を通過
2011年3月18日には天王星の軌道を通過
2014年8月25日には海王星の軌道を通過
2015年7月14日に冥王星に最接近

書き換えてみると
地球から火星軌道まで3ヶ月
火星軌道から木星軌道まで10ヶ月
木星軌道から土星軌道まで1年4ヶ月
土星軌道から天王星軌道まで2年9ヶ月
天王星軌道から海王星軌道まで3年5ヶ月
海王星軌道から冥王星軌道まで9ヶ月
かかっています。

探査機は遠くに行くほど速度が落ちますが、それを深く考えないでおくと、海王星までは各惑星軌道間の距離が広がっていることがわかりますが、海王星と冥王星軌道間は却って短いですね。冥王星は海王星の内側に入るつぶれた楕円軌道を持っていますから、冥王星がどの位置にいるかで決まりますね。

最接近時ニューホライズンズは冥王星の上空12500kmを通過し、衛星カロンの上空をも通過したくさんの観測を行いましたが、速度が秒速14kmと速いため観測時間はわずか8分だったそうです。9年かけて行って観測できたのがわずか8分・・・・

ところで8分間に撮った写真などのデータは1年以上かけて地球に送信するそうです。冥王星はあまりに遠いため、データ送信のレートが800bpsという大変遅い速度になっています。

また観測機器などを動かす電源は原子力電池です。太陽に近ければ太陽電池が使えますが、外惑星に行く探査機はエネルギーが弱くなる太陽電池が使えないので、原子力電池を使います。ニューホライズンズの原子力電池は出力が300Wあり、かなり長期間使えるそうです。

この原子力電池はプルトニウム238という放射性物質を使いますが、安全性には十分配慮されているそうです。