けさは7時30分起床。ようやく平常に。ただし風邪気味(きのう医者に行ったら気管支炎との見立てで薬が出た。)のため、朝食をとって薬をのんでからまたベッドに逆戻り。
ラジオをつけると、文化放送で“吉田たかよし・プラス”というのをやっていた。きょうが最終回だった。実は、吉田君はぼくが前任校に勤務していたころ、そこの医学部の学生だった。ぼくの講義にも出ていたが、当時からユニークで目立つ学生だった。とにかく、灘高→東大→通産官僚→NHKアナウンサー→医学部(→医師)→国会議員秘書(→議員立候補)と異色の経歴である。
放送では、“アナウンサー・ドクター 吉田たかよし”と紹介されていたが、本当のところ、彼の本分が何で、彼が何を目指しているのか、ぼくには分からないが、きょうの放送を聞いていて、彼の声がいいことは間違いない。もっとも、声のよさだけに甘んじている彼ではないだろう。次は何を目ざすだろうか。
この数日、睡眠のリズムがめちゃくちゃで、いろんな時間にラジオを聴いた。ライブドアによるニッポン放送乗っ取り騒ぎのときに、誰かが「堀江には放送文化がわかっていない」と言っていたが、たしかにラジオは文化である。
そういえば、きょうの吉田くんの番組のなかの、武田鉄矢のコーナーで、内田樹の「下流志向」が紹介されていた。内田によると、堀江は手にしたいと思ったもののうち、お金以外は手にすることができなかったけれど、彼が欲しがったプロ野球球団、テレビ局、宇宙飛行士、女性タレント、国会議員などは、すべて小学生が欲しがるものである、そして、彼をありがたがるニートたちは、結局額に汗せずして金を稼ぐということしか考えていないという。
きょうも一生懸命就職活動に歩きまわっているうちのゼミ生なんかは、違うんだけどなあ・・。
(写真は、全然記事と無関係だけど、“汚れなき悪戯”のサントラ盤“マルセリーノの歌”のジャケット。主役のパブリート・カルボは何年か前に、若くして亡くなった。朝日新聞に死亡記事が出た。“広場の天使”という映画にもモク拾いのお爺さんの孫役で出ていた。)