エジンバラの第3回は、エジンバラ城からホリルード・パレスまでのロイヤル・マイルを、名前通り約1600メートル歩いた。
初日(3月25日)は曇り空、翌26日は晴れて青空が広がったが、写真は両日のものが混ざっている。(なお、25日の時間は相変わらず、日本時間のままなので、現地時間は表示の9時間前です。26日からは現地時間に直ってます。)
ロイヤル・マイルの両脇は歴史的な建物が並び、若干の新しい建物も、みな外観や高さを周囲の歴史的建造物の合わせていて、まったく違和感がない。
最初は、通り沿いに並ぶスコットランド土産店の向こうに見える、聖ジャイルズ大聖堂。
土産店の店頭にはたいていスコットランド風衣装にバグパイプをくわえた人形が立っていて、店内にはタータンチェック、アーガイル(鉄格子という意味だそうだ)のマフラーやセーターが並んでいる。
こちらは3月26日撮影。
パブ(居酒屋)も多い。写真はなかでも目立つ看板のついたパブ。“Deacon Brodie’s Tavern”と書いてある。
次はスコットランド銀行。ロイヤル・マイルを左折したつきあたりにあった。
イングランド銀行のような国立中央銀行なのか、市中銀行なのか、不勉強で分からない。ロイヤル・マイルの終点近くには“スコットランド議会”もあり、その地位、役割も分からなかった。
街中にはスコットランド銀行の支店もあった。なお、冒頭の写真も翌日撮ったスコットランド銀行。
同銀行からロイヤル・マイルに戻ると、近くにはアダム・スミス像がある。
ぼくにも誰だかわかった数少ない人物である。ただし、アダム・スミスがどのような人かについての最近の評価を知っているわけではない。
近くには、高等法院(High Court)の建物もあった。
せっかくなので、刑事裁判でも傍聴したかったのだが、入口にいかつい警官が2人立っていたのと、「傍聴」という英語を思い出せなかったので、断念。
正面には“Hume”とパネルに書いてある座像があったが、このヒューム氏も誰だか・・・。「市民の国について」(岩波文庫)のヒュームなのか。
あとは無名(ぼくにとって)の建物をいくつか。
中には“To Let”(貸家)の看板のある建物もちらほら見かけた。
ずっと下ると、左手に、われらが泊ったホテルJurys Innに抜ける小路“Chalmer’s Close”がある。こういった小さな路地はどこも雰囲気がある。
突き当たると、ジュリーズ・インの裏手に出る。
そして、ロイヤル・マイルの突き当たりに、ようやくホリルード・パレスが見えてくる。
エリザベス女王がエジンバラに滞在するときの宿舎だという。比較的こじんまりしている。
ホリルード・パレスの南側には小高い丘があるのだが、緑の草に覆われたその丘の西端は絶壁になっている。地図で見るとSalisbury Crags というらしい。なだらかな丘陵の多いスコットランドにしてはやや異形である。・・・と書いたが、エジンバラ城のあたりもかなりの岩山だった。
ロイヤル・マイルの突き当たりの角の道路標識。
ついでに、ロイヤル・マイルで見かけたクルマ。
1台はフィアット500.イギリスでもっとも頻繁に見かけたクルマの1つである。もう1台はトヨタのヤリス(日本名ヴィッツ)。これも結構見かけた。少なくともイギリスでは、プリウスよりヴィッツの方が多い。
次回は駅の東南、カールトン・ヒルをホリルード側から歩きます。
2014/4/7 記