順序が前後するが、興味のあるものから書き込むことにした。
今夜、BS“ミステリー・チャンネル”(?)で、“オックスフォード・ミステリー ルイス警部”をやっていた。
“主任警部モース”亡きあと数年の時を経て、部下だったルイス巡査部長(sergeant)が警部(Inspector)になってオックスフォードに戻ってきたという設定になっている。
モースのイメージが強すぎて、なかなか馴染めないのだが、舞台が懐かしいオックスフォードなので見ている。
そのオックスフォードを訪れたのは、3月29日だった。キングスクロスから電車に乗って、パディントン駅で乗り換えて、約1時間で到着する。
冒頭の写真は、ロンドンでの捜査から戻ったモースが降り立つ場面もあったオックスフォード駅の駅前。下の写真はそのオックスフォード駅の改札口。
駅舎を出た真正面には、オックスフォード(Oxford)を象徴するのだろう、Ox(雄牛)の銅像がある。
ついでに、Ford(小川)の由来であろう、オックスフォードの街中を流れる小川の写真もアップしておく。
オックスフォードの風景は時間ができたら、たくさんアップするつもりだが、まずは街のシンボルというか物見台である“Carfax Tower”から眺めたオックスフォードの街並み、建物の眺望。
狭い階段を82段だったか上って、ようやく天辺に行きついた。
そして今回は、オックスフォードで手に入れた本のことだけ。
駅からジョージ・ストリートを進んで、最初にインフォメーションセンターを訪れ、無料のガイド・マップなどを入手した。
“Visit Oxfordshire Limited ”という土産物屋の棚には、オックスフォード関連のグッズや本が並んでいた。“主任警部モース”関連の本も何冊かあった。
その中から1冊を購入。“Morse in Oxford”(The Pitkin Guide、£5.99)。
DVDが付いていたので、てっきり撮影風景が入っているのだと思い込んでいたが、帰国して開けてみると、モースが好きなクラシック曲が入っているだけだった。
しかも、ぼくは「主任警部モース」は好きだが、挿入されるクラシックは嫌いなのだ。
最初に見つけた“Waterstones”という書店で、興味のある家族法と医事法の本を何冊か(重くないものだけ)買った。そして、この書店で教えてもらって、ハイ・ストリート沿いにあるオックスフォード大学出版局(Oxford University Press)の直営店にも行ってみた(上の写真)。
その店頭に、エンジ色の表紙の小さな家族法の本を見つけた。Jonathan Herring“Family Law --A Very Short Introduction”というOUPから出ている本である。
表紙に“Signed Copy”というシールが貼ってあって、何だろうと思ったのだが、宿に戻ってよく見ると、数ページ目の扉に、著者の肉筆と思われるサインがあった。
不勉強で、ぼくはHerring氏を知らなかったが、帰国後に調べると、オックスフォードの教授で、家族法と医事法の専門家だった。しかもこの本の英語がきわめて簡明で分かりやすいのだ。急いで、彼の他の著書も注文することにした。
昼食は“QUOD”というレストランで、ピザとエール。息子は、何だかわすれたが、冷やしたグラスにレモンが添えられたビール(?)を頼んでいた。女房はいつものダイエット・コーラ。
空気が乾燥しているせいか、ビールがうまい。
“The Versity Shop”というオックスフォード大学公認のキャンパスグッズを売っている店で、オックスフォード大学柄、エンブレムのついたマフラーを買う。アクリルで19.99£。エジンバラでは3枚20£から1枚40£のラムウールのマフラーもあったが、アーガイルの柄と色合いが納得行くものがなかった。
シェフィールドのアウトレットで買ったアーガイルのせーターともあっている。冬になるのが楽しみ。
最後は、ロンドンへ戻るために戻ったオックスフォード駅のホームとわれらが乗った列車。
予約してあったわれわれの座席には予約カードが挟んであった。
風景は後ほど・・・。
2014/4/10 記