豆豆先生の研究室

ぼくの気ままなnostalgic journeyです。

初夏の散歩道(2021年4月19日)

2021年04月19日 | 東京を歩く
 
 きょうも、心地よい初夏の陽ざしの中を石神井公園まで散歩してきた。

 目的は、先日うまく撮れなかった石神井公園近くの小公園のハナミズキをきれいに撮ること。
 しょせん高齢者向けの簡単スマホについているカメラなので、うまいもヘッタクリもないのだが、ぼくとしては前回より少しはマシなものを撮りたいという気持ちで歩いてきた。

 まずは、大泉学園駅南口の道路わきのハナミズキ。
 背景に“ゆめりあ・タワー”(確かそんな名前だったと思う)がそびえている。

                                   

 15分ほど歩いて、石神井公園運動場に到着。ぼくの高校生時代は日本銀行の運動場で、バス停は「日銀グランド」だった。ここから乗ってくる日大二高のグレーの制服の女の子を好きになったこともあった。今でもこの辺に住んでいるのだろうか。会っても分からないだろうけど。
 この花は本当に「ハナミズキ」で間違いないのだろうか。「空を押し上げて」いるかどうかは詩人の心を持たないぼくには分からない。

                 

 ついでに、この公園近くのマンション脇の道端に咲いていた白い花。
 ぼくの辞書では、春の道端に咲いている子どもの膝より背丈の小さい花はすべて「タンポポ」ということになっている。タンポポにしては少し背丈が高すぎるようにも思えるけど。
 レイ・ブラッドベリに『タンポポのお酒』という小説があった(確か晶文社のシリーズの1冊)。どんなお酒だろうとは思ったが、読まなかった。

             

 さらに、区画整理で住宅が立ち退いた後のビニールシートで覆われた更地のへりに咲いていた雑草。
 いよいよ名前の分からない草花は、すべて「雑草」といっておけば間違いないだろう。

            

 「どの花も 
  それぞれの 
  思いがあって 
  咲いている」
 というのは、ぼくの大学のゼミの先生が卒業するぼく(たち)に贈ってくれた言葉。大仏次郎の言葉と言われたが、ぼくは少し間違って、上のように記憶している。
 今度はぼく自身が退職する番になって、大学から何か色紙に書いてくれと頼まれたので、下手な毛筆でこの言葉を書いた。ホテルのディナーつきの退職パーティーを開いてくれるというので書いたのだが、コロナで中止になってしまった。

 冒頭の写真は、散歩の最後に立ち寄ったリヴィンOZ大泉の正面入り口と、東映動画スタジオの境に咲いていたピンク色のつつじ。
 きょうは全部白い花でまとめようと思ったのだが、揃わなかった。

   *   *   *

 読書は、ダニエル・ゲラン『エロスの革命』から、プルードン、フーリエ、ライヒに関するものを読んだ。
 世界史の教科書に書いてあるプルードン、フーリエとはまったく違った肖像が浮かび上がってくる。

 2021年4月19日 記

 

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