3月20日は、ぼくの誕生日。
1950年3月20日生まれ、今年で67歳になる。
67歳なんて齢が到来するとは、10代、20代の頃は考えてもみなかった。
中学生の頃、“大沢ババア”などとあだ名をつけていた教師は、今から考えるとせいぜい30歳代半ばだったのではないだろうか。
14、5歳の中学生には30歳代の女は、申し訳ないが「ババア」に見えたのであろう。
今自分が67歳なんかになってしまって、中学生からみれば「ジジイ」どころではなく見えるのだろうけど、仕方あるまい。
かつてのぼく自身の視線が、ブーメランのように自分自身に突き刺さっているのだ。
しかし、67歳の人生にも、悪くないことは起きる。
誕生祝いのデコレーションケーキを、近所の“おだふじ”に取りに行ったら、何と!!“67”番の予約番号札を渡されたのである。
可愛らしい丸顔のアルバイトのお嬢さんから。
「これ、偶然にも、ぼくの年齢です」と言ったら、その子はにこやかにほほ笑んで、「おめでとうございます!」と言ってくれたのである。
「人生、生きていると、“ああ、生まれて来てよかったな”と思う瞬間がたまにはあるじゃないか。だから生きていくんだよ。」
って、寅さんが吉岡秀隆に言っていた。
なお、冒頭の写真は、きょうの浅間山。
気象庁の浅間山観測所(追分)の定点カメラの画像。
2017年3月20日 記