日本地図を使ってすごろく(双六)がしたいと言う孫のために、屋根裏の物置を物色して大判の日本地図を探していたところ、偶然に荷物の隙間から数十枚の古いドーナツ盤レコードが出てきた。
絶対に買ったはずなのに見つからなかったヴィレッジ・シンガーズ「亜麻色の髪の乙女」や、ペギー・マーチの「なぜだか判らない」なども出てきた。
中でも一番うれしかったのは、ぼくが人生で初めて買ったレコードである坂本九の「上を向いて歩こう」が出てきたことである。
東芝レコード(JP-5083)、定価は300円と記載してあるが、発売年月は記載がない(どこかに1961・10と書いてあったようだが見つからなくなってしまった)。
昭和36年、1961年の発売。ぼくが小学校6年の時である。
当時は電蓄のある家は少なかったので、友だちがわが家に聴きに来たりした。親しくもない(というよりは来てほしくないジャイアンのような)やつまで押しかけて来て、勝手に上り込んでこのレコードを聴いた覚えがある。
あれから60年以上たったのだ。
今でも「見上げてごらん夜の星を」や三橋美智也の「怪傑ハリマオ」などとともに、ぼくのカラオケの定番だが、コロナでここ数年はカラオケにも行けないでいる。
これ以外の、今日見つけたレコードについてはまた後日に。
2022年2月20日 記