昨日の昼下がり、炎天下をお茶の水、駿河台下の三省堂に行った。
探していた本はなかったのだが、三省堂の入り口で、廉価版のDVDを売っているのを見かけた。
何となく眺めると、“ボナンザ”のDVDが目にとまった。1枚に2話はいっていて500円ならと、第1巻と第2巻を買って帰った。
第1巻には「スペインの所有権」という題名の話が入っているし、第2巻には「土地争い」と「荒野の正義」というのが入っている。なにやら、西部劇時代のアメリカ法のお勉強にもなりそうである。
さっそく、第1話の「殺し屋兄弟」(1960年1月23日放映と書いてある。)を見た。
あ然とした。子どもの頃に見て、記憶の中に残っていたイメージと全然違うのである。まっとうな西部劇かと思っていたのに、どう見てもコメディである。こんな番組を毎週楽しみにして見ていたのだろうか・・・。
“ボナンザ”は“カートライト兄弟”という邦題で放映されていたこともあった。いずれにしても、ロン・グリーン(“グリーン・ベレー”♪の)演ずるアメリカ的厳格で実直なお父さんを中心とする仲良し3兄弟のファミリー・ドラマのような記憶はあったが、第1話「殺し屋兄弟」はあまりにも記憶と違いすぎる内容であった。
“ボナンザ”は当時としては唯一のカラー版テレビ西部劇だったとケースに紹介があるが、カラーの画面はそれほど劣化しておらず、きれいだった。
せいぜい、“大草原の小さな家”のお父さん、マイケル・ランドンの若い頃が見られたのが収穫か。と言っても、“大草原の~”ももう30年以上前のドラマで、M・ランドンももういない。
* 写真は、DVD版(CLASSICAL WESTERN MOVIE)“ボナンザ BONANZA 第1巻”のケース。