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今年最後の書き込みは、J・D・サリンジャー『若者たち<短編集1> サリンジャー選集2巻』(荒地出版社、1999年新装7刷)。
「日本の古本屋」経由で、土浦のれんが堂書店というところから買った。500円だった。
送料は185円~となっていたが、「最も安い送料で発送します」と書いてあった。そして実際に185円で郵送されてきた。クリックポストよりも安い。良心的な古本屋である。中には、「185円から」と書いておきながら、新書版の送料に350円を請求されたこともある。本体価格を安く見せながら、送料を明示しないで利ザヤを稼ぐ古本屋もあるのである。
本の状態は「並み」とあったが、きれいな方である。元の持ち主の読みグセがついていたが、amazonの基準なら「良い」だろう。帯までついていた。
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「若者たち」は鈴木武樹訳の角川文庫版を持っているのだが、苅田元司、渥美昭夫訳で読んだほうがよかった短編もあったので、断捨離にもかかわらず、買ってしまった。
実はその前にも、12月になってから荒地出版社版の「倒錯の森<短編集2>」を買ってしまった。角川文庫版と荒地出版社版では収録作品が異なっているので、ぼくが気に入ったサリンジャーの初期の短編集を一応揃えておきたいと思ったのである(上の写真)。
今では「ライ麦畑で捕まえて」以上に、サリンジャーの初期短編(のいくつか)が気に入ってしまった。
1年間、時々お付き合いくださったみなさん、有難うございました。
それでは、よいお年をお迎えください。
2023年12月31日 記