驚くなかれ、我が“豆豆先生”こと、ローワン・アトキンソンが演ずるメグレ警視がBS560チャンネルで放映された。
ローワン・アトキンソンが“Mr.Bean”(豆豆先生)以外の役を演じるのはこれが初めてだそうだ。
言われてみれば、確かに彼が主演した映画のDVDも何本か見たが、いずれもMr.Beanが美術館の学芸員に成りすましたり、何だりといったストーリーだった。
しかし、あのMr.Beanのイメージが強烈すぎるローワン・アトキンソンンにメグレ警視を演じることができるだろうか・・・。彼が演じるメグレをメグレとして見ることができるだろうか・・・。
不安の中で、4月15日の第1回を見た。
一生懸命それらしく演じており、最盛期に比べるとずい分年も取っているので、まったく見るに堪えないということはなかったが、個人的にはメグレらしさは感じられなかった。
時おり、Mr.Beanが顔をのぞかせてしまうのである。
パイプの咥え方もぎこちない。
ロケはパリで行ったようだが、店の看板などはすべてフランス語なのに、登場人物が英語で喋るというのも、違和感があった。
メグレはやっぱり、ブリューノ・クレメールやジャン・ギャバンがいい。
2017/4/20 記