曇、22度、85%
杏のジャムが好きです。ところがあんまり見かけません。あってもお味の薄い杏ジャムです。杏の日本の生産量は少なく、ほとんどが長野県で作られているそうです。旬が6月から7月、早速長野の果樹園に杏を頼みました。ところが今年は不作だと連絡をもらいました。例年より小粒だという長野の杏が届きました。ジャムを作るつもりですが生食も出来るものを頼みました。3品種、送られてきました。 「ゴールドコット」というアメリカ種の改良、これは食べるための品種だそうです。酸っぱくなく甘味のしっかりした私が思う杏です。
「信月」加工用だそうでかじると酸っぱい。見出しの大きな品種は「信州大実」、杏酒などに向く品種だそうです。「信月」が酸っぱかったのでこちらは食べませんでした。
二つ割にして煮ること数時間、杏のジャムができました。もっと杏の香りがするかと思えばさほどでもありません。ジャムはとろみが色々です。固いゼリー状のようなジャムやサラサラのジャムもありますが、トローンとしたジャムが私の好みです。煮上がりより冷めると硬くなるので、好みの少し手前で火から下ろします。
400グラムほど入る瓶が5つ、残りは小さな瓶に詰めました。これであと1年持つかな?蓋をする前に消毒も兼ねてアルコールの強いお酒を1滴ずつ垂らします。すぐには食べません。しばらく置きます。アルコール分は抜けてしまいます。この赤い蓋の瓶はもちろん杏のジャムが入っていたものです。