晴、27度、92%
岡山の旅のお土産でカマンベールチーズをいただきました。地元の「蒜山」というところで「ジャージ種」ばかりを育てている牧場のチーズです。「ジャージ種」の牛乳は味が濃いとは聞きますが私には違いがあまりわかりません。日本中の牧場がそれぞれのチーズを作り始めています。その土地の気候や牧草で牛乳は季節によっても変化するものです。カマンベールは白カビチーズですが臭みが少なく日本人の好みに合うのだと思います。
早速、我が家のいちじくに合わせていただきました。 製造年月日がちょうどひと月前です。箱の裏書によると、ひと月目には熟成が進み「刺激的な味」と書かれています。ワクワクしてナイフを入れました。
白カビの厚みがあってナイフにしっかりと粘りを感じます。白カビ特有の匂いは少なく、塩気も少ないカマンベールです。食べ易く、しっかりと牛乳の旨みを感じます。私的にはもっと熟成させても良かったかなと思うほど癖がありません。
日本のカマンベールチーズはやはり日本人の好みに合ったものです。チーズの部分が緩くなると苦手という方が多いそうです。「ジャージ種」の牛の乳だからこんなにしっかりとしたカマンベールチーズになるのかもしれません。一口一口、「蒜山」という土地の草を食んだ牛を思いながら食べました。いちじく、ブドウと相性のいいチーズです。いちじくで口直しをしながら白ワインがすすみます。
旅先で地元のチーズを見て、チーズ好きの私を思い出してくださったことをとても嬉しく思いながら「おごちそうさまでした。」