曇、13度、67%
昨日は狂犬病の予防接種に行きました。完全予約制になってから、待合室でよそのワンちゃんに会う事がありません。以前は待ち時間も長く、いろんな犬たちに会えるのが楽しみでした。家を出て10分足らずで病院到着です。ココは行き先が分かっているのか、喜んで興奮気味でした。 気温が上がり始て、ガハガハ。
診察室に入るや、大喜びです。看護婦さん2人が「チュルチュル」を持って待っててくれました。注射後のご褒美です。ところが注射前にペロリ。注射もあっという間に終わりました。先生が「この一年、病気してないね。あれ、ココちゃん白くなったよ。」「今年は7歳になりますから。」と言うと、看護婦さんが「モモちゃんが来てたのが先日のようなのに。早いね。」とおっしゃいます。
モモは日本に来て、最後までこの動物病院で診ていただきました。同じ看護婦さんが「モモちゃんは大変だったものね。」とポツリ。毎日採尿のために通いました。病院の休診日には夕方の約束の時間にモモだけを診てくださいました。おしっこもうんこも出ないでよくひと月以上も生きてくれたと思います。
「モモ」の名前がこの病院で出たのは数年ぶりでした。でも嬉しかった。モモの死と入れ替わりに我が家にやって来たココもずっとこの病院です。医療の水準は私にはわかりませんが、余程のことがない限りこの動物病院に通うつもりです。先生の真摯な態度、看護婦さんたちの動物の接し方、そして何より「モモ」のことを覚えていてくださいます。近所には新しい動物病院もできました。最新の設備だとそちらに通う方から聞きました。自分自身も犬たちも最新の医療でなくても、心から迎えてくれる病院を選びたいと思います。病院は病気を治すためのものですが、目と目で心が通じる場所でもあってほしいと思います。特に動物は話す事ができません。
もうすぐモモの命日です。モモとも歩いた帰り道、6年前を思い出していました。