気ままに

大船での気ままな生活日誌

イチロー 大リーグ通算1000得点

2010-06-06 18:42:46 | Weblog


イチロー選手が、今日の対エンジェルス戦で、大リーグ通算1000得点を達成した。もちろんテレビで観戦していた、大事な試合は逃さないノダ。10年目のシーズンで、早くも1000得点。毎年100得点以上必要なのだから、すごいことだ。日米通算だと1658得点だそうだ。日本では王貞治さんの1967得点(なんだか西暦年代みたいだな、ぼくの青春時代)が最高というから、あと3年現役を続けると、新記録になる。江戸時代(1658)から昭和40年代へ。この調子なら21世紀も間違いない。ひょっとしたら、ぼくの現在、初老時代まで伸ばすかもしれない。

シアトルでの試合なので、地元フアンから大歓声。ベンチから出てきて、親指じゃなく、手を振って応えるイチロー選手。 本当におめでとう。

この日は、偶然、ぼくもはじめてみる”復刻版”のブルーのユニフォーム。地区リーグ優勝したときのものだそうだ。



お祝いに、祇園の一力亭で舞子さんとの会席をご用意します。


岡田ジャパンも縁起の良いブルーのユニフォームだけど・・・もし一次リーグ突破できなければ、清水の舞台から飛び降りてもらおう。





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若葉して おん目のしずく ぬぐはばや

2010-06-06 09:55:11 | Weblog


今日6月6日(旧暦5月)が鑑真和上の御命日である。その前後の3日間、唐招提寺の、和上の像が安置されている御影堂で、一般の人にもご焼香させていただける。ぼくらはそのことを、奈良に着いてから知った。二泊三日のワイフとの奈良旅行の最終日が、偶然、その初日であったのだった。朝食後すぐに唐招提寺に向かった。8時半頃、到着したが、はや長蛇の列だった。はじめにお寺の儀式があったので、一般客は9時からご焼香ということになる。ぼくらが鑑真和上像の前に座ったのは、10時半をすぎていたから、2時間待ちと、阿修羅さま並みの待ち時間となった。

それでも、境内の緑の風景や戒壇を観ることが出来たし、折からの、真夏のような暑さも、木陰での行列だったので、少しも苦にならなかった。むしろ、あの、鑑真和上像を眼前で拝観できる、それもお焼香までできる、そんな幸運はめったにないと思うとうれしい気持ちであった。昨年11月、唐招提寺金堂の修復を終え、落慶式の翌日、当然、拝観できるものとして、訪れたが(これも偶然の奈良旅行の最中だったが)、落慶式に招待者だけへの公開だったことを知り、がっかりしたものだった。




盲目になっても遣唐使との約束を守り、幾多の困難を乗り越えて来日し、”受戒の制度(戒律)”を伝えた鑑真和上。ぼくが最も尊敬する歴史上の人物の一人だ。次第に列が御影堂に近づき、そして堂内に入り、あの東山魁夷の青い波の障壁画が、目に入ったときには、厳粛な気持ちになった。そして、いよいよ鑑真和上の坐像の前に坐し、ご焼香。胸にこみ上げるものがあり目頭があつくなった。





御影堂を出て、和上の墓地に向かった。ここはいつでもお参りできるので前回も訪ねている。うつくしい苔が印象的な墓地で、鑑真和上の小説”天平の甍”の著者、井上靖の記念碑もある。早稲田大学の安藤更生の研究論文を井上が参考にして小説化したそうで、彼の名前も彫られている。




昨年、鎌倉女子大公開講座、”笈の小文”で知ったことだが、、芭蕉が灌仏の頃、唐招提寺に参り、鑑真和上の像の前でこういう句をつくっている。境内に句碑もある。

若葉して 御めの雫(しづく)ぬぐはばや

和上の御目を今は盛りの、生き生きした若葉でぬぐってやりたい、芭蕉の和上への心よりの敬意が示されている句だ。


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