太っちょなのに細君と呼ぶのは、これ如何に? 外出してばかりいるのに家内と呼ぶが如し。自分よりはるかに頭がいいのに愚妻と呼ぶが如し。無理やり嫁さんに来てもらったのに配偶者と呼ぶがごとき。サイフを握られて、自分がフぬけになっているのに、サイ(妻)と呼ぶが如し、ワイフと呼ぶが如し。なんて、JR横須賀駅からのバスの中で、バカなことを考えていたら、細君の”観音崎京急ホテル前よ”の声に我に返った。横須賀美術館でアール・ヌーヴォーとアール・デコ展を観て、ホテルのレストランでピュッフェスタイルのランチが今日の予定。どちらも、とても満足して、さらに、観音崎灯台の方へ散歩するつもりだったが、突如、雲行きが怪しくなってきた。傘も持っていかなかったし、計画変更、帰宅することにした。
しかし、電車が鎌倉に近づく頃に、日はまた昇り、梅雨の晴れ間が戻ってきた。それではと、北鎌倉で降り、前回訪問時に、咲きはじめだった東慶寺の岩たばこと花菖蒲がどうなったか、観に行った。
両方とも、最高の見頃になりました!
まず、岩たばこ。前回も報告したように、メインステージの岩壁のは、今年は不作だ。しかし、石段を上がって、歴代住職の墓地の岩壁の岩タバコは大豊作。こんなに花をいっぱいつけたのを今まで見たことがない!と言っていいくらいの出来。
まず、大豊作の歴代住職の墓地から。この石段を登っていく。
覚山尼の矢倉(墓地)の周囲。
歴代住職の墓石の裏の岩壁にもたくさんの岩たばこが群生する。いずれも、これ以上ないという数の花をつけている。
さて、例年なら花のステージとなる岸壁。
今年はさびしい。岸壁のほたるぶくろもうなだれていた。
来年は、がんばってね。
でも、茶室前の花菖蒲は見事に咲きそろった。
本堂前のほたるぐくろの群生も。そういえば、蛍の季節ですね。
なでしこまで。
岩がらみの特別公開は時間制なので、午後遅い、この日はみられなかった。また、外出好きな家内と出掛けよう。