気ままに

大船での気ままな生活日誌

ノア 約束の舟

2014-06-18 18:27:39 | Weblog

IMAXシアターでの鑑賞ですと、200円お高くなりますが、音質も画質も良いし、なにより臨場感が違いますよ、と言われて、そっちで観ることにした。映画は、封切されたばかりの”ノア/約束の船”。たしかに、すごい迫力。座席が空を飛んでるような感覚になる場面も。

少年時代、結構、旧約聖書が好きで、よく読んでいた。その中でもとくに印象に残っているのが、ノアの箱舟の章。老年時代も(汗)、手塚治虫の漫画で読んでいる。これはカルチャーセンターの西洋美術史の先生が、旧約聖書を知っておくと便利と、紹介して下さったのが、この漫画本だったのだ。

どんな箱舟が出てくるのかが、この映画の一番の楽しみだった(汗)。馬鹿でかい箱舟でびっくりしたが、旧約聖書に書かれている寸法、構造で6ヶ月もかけて、つくったそうだ。高さ13m、幅22m、全長133mとなる。旧約聖書では、家族が力を合わせ1週間でつくることになっているが、映画では、”岩石の怪獣”たちが造ってくれる。

ノアの父を殺したカインの軍勢が箱舟奪取のために攻めてくる。壮絶な戦いがつづくが、すぐあと、大洪水が起こり、何もかも呑み込んでいく。濁流に押し流されるノアの家族と動物たちを乗せた箱舟の運命やいかに。

避難所でノアに拾われた娘イラは、旧約聖書には登場しない、架空の設定だが、重要な役回り。

巨大なノアの箱舟は見られたし、壮大なスペクタクルで目が回るような大画面で満足。愛あり、憎しみあり、泣き、笑いの娯楽大作でしたね。

。。。。。

ノアの箱舟に集まってくる、つがいの動物たち。

世界のはじまりを背負った男、ノア。

新世界の命運を握る少女、イラ。

手塚治虫の旧約聖書第1巻の表紙はノアの箱舟。

辻堂のお店でみた熊とサムラーブルー。次のギリシャ戦は負けるわけにはいかない。

でいごの花が、もう真っ盛りだった。我が家の近くで。




 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

江戸の相撲と力士たち(2)個性派力士勢揃い

2014-06-18 11:24:08 | Weblog

今朝は5時からワールドカップ2試合を観て、今は、田中11勝目を狙う試合を見ながらブログを書いている。こういうふうに、現在はいつでもどこでも、様々なスポーツの観戦を楽しむことができるが、江戸時代では、サッカーも野球もなかった。庶民が楽しめるスポーツといったら、相撲くらい。実際、江戸っ子の三大楽しみは、芝居と遊郭と並び、相撲見物だったそうだ。さて、その江戸時代の相撲絵の展覧会、”江戸の相撲と力士たち展”の第二弾です。今日は、”個性派力士勢揃い”でいきたいと思います。

個性派のチャンピオンというと、まずは史上最強の力士と言われながらも、横綱にならなかった、あるいはなれなかった雷電でしょうか。ここでは、雷電が吉原遊郭の花魁と禿を、鼻と耳に紐をかけ笑わせている場面を描いた浮世絵を。面白いのは、雷電を勝川春英を花魁、花扇と禿を歌麿が描いている合作であること。

勝川春英・喜多川歌麿 雷電と扇屋花扇

磯田湖龍斎 釈迦ヶ嶽雲右衛門と娘 巨人力士として知られた。約2mの身長、足裏は40cmだったという。娘を指一本で釣り上げている図。

巨人力士といえば、大空武右衛門、たしか、えど博だったかで、実物大の大空武右衛門図を観たことがある。身長227mというから驚く。でも、実際には取組はしていないらしい。

歌川国安 大空武右衛門

さらに大きな力士もいた。身長2.3m。生月鯨太左エ門。手形を押している図
歌川国貞”生月鯨太左エ門

江戸時代の遠藤関(笑)。前頭筆頭止まりだったが、美男で人気。錦絵も随分、描かれたようだ。遠藤関、筆頭止まりにならないで!
歌川国安 ”錦龍田郎

歌川国芳”鬼若力之助”数えで8歳の怪童力士で4年間。客寄せのために土俵入りしたという。のちに幕内力士として大成した。


さあ、今日の結びの一番は、巨人力士対決。首引き較べ。
国貞 戯力競 釈迦ヶ嶽雲右衛門・生月鯨太左エ門 

田中将大、お見事11勝目。メジャー、ハーラートップ!これで、安心。さあ、雨の中、出掛けよう(汗)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする