IMAXシアターでの鑑賞ですと、200円お高くなりますが、音質も画質も良いし、なにより臨場感が違いますよ、と言われて、そっちで観ることにした。映画は、封切されたばかりの”ノア/約束の船”。たしかに、すごい迫力。座席が空を飛んでるような感覚になる場面も。
少年時代、結構、旧約聖書が好きで、よく読んでいた。その中でもとくに印象に残っているのが、ノアの箱舟の章。老年時代も(汗)、手塚治虫の漫画で読んでいる。これはカルチャーセンターの西洋美術史の先生が、旧約聖書を知っておくと便利と、紹介して下さったのが、この漫画本だったのだ。
どんな箱舟が出てくるのかが、この映画の一番の楽しみだった(汗)。馬鹿でかい箱舟でびっくりしたが、旧約聖書に書かれている寸法、構造で6ヶ月もかけて、つくったそうだ。高さ13m、幅22m、全長133mとなる。旧約聖書では、家族が力を合わせ1週間でつくることになっているが、映画では、”岩石の怪獣”たちが造ってくれる。
ノアの父を殺したカインの軍勢が箱舟奪取のために攻めてくる。壮絶な戦いがつづくが、すぐあと、大洪水が起こり、何もかも呑み込んでいく。濁流に押し流されるノアの家族と動物たちを乗せた箱舟の運命やいかに。
避難所でノアに拾われた娘イラは、旧約聖書には登場しない、架空の設定だが、重要な役回り。
巨大なノアの箱舟は見られたし、壮大なスペクタクルで目が回るような大画面で満足。愛あり、憎しみあり、泣き、笑いの娯楽大作でしたね。
。。。。。
ノアの箱舟に集まってくる、つがいの動物たち。
世界のはじまりを背負った男、ノア。
新世界の命運を握る少女、イラ。
手塚治虫の旧約聖書第1巻の表紙はノアの箱舟。
辻堂のお店でみた熊とサムラーブルー。次のギリシャ戦は負けるわけにはいかない。
でいごの花が、もう真っ盛りだった。我が家の近くで。