今日は、花巻温泉からのスマホ投稿です。
先日、海のみえる横須賀美術館に”アールヌーボーとアールデコ展”を観に行ったときに、常設展の特集展示でみた広瀬美帆展が印象に残った。
日常生活で使っている、何気ない食器や家具や衣類、道具類がモチーフ。それらが、何気ない形で切り取られ、何気ない色がつけられ、何気ない風情で飾られている。ポエムのような静物画、と言ったらよいだろうか。
横浜市生まれで、横須賀には中学生の頃から住んでいる。2000年に女子美・院を卒業し、個展を何度も開催している。インタビュー記事があったので、それをみると、”もののかたち”を一番注目しているようだ。たとえば、スプーンでも、スプーンそのものではなく、ピンときたいいライン、かたちを観て描こうと決めるとのこと。
外国の作家ではジャコメティー、 ヴュイヤールらが好き。そして、彼らは日本が好きなことを知り、自分も日本をよく知ろうと、浮世絵や日本画をよく観るようになったとのこと。日本画の”間”が好きという。そういえば、彼女の作品には、どれもステキな”間”があるなあ。
今朝のサムライブルーは残念でしたね。また、四年後を楽しみにしましょう。今日は、宮沢賢治ゆかりの地を散策します。