おはようございます。昨日はとてもいいお天気だったので、東京のもみじを見に行こうと、午前9時前には家を出た。まだ残しておいた、とっておきの紅葉の名所。それはネ、小石川植物園。昨年はじめて紅葉時期に訪れ、カエデ並木の素晴らしさに圧倒された。そのとき、これは、毎年、行かねばと心に決めたノダ。三田線の白山駅を降りて、しばらく歩き、御殿坂を降りてゆくと植物園の入口に着く。ここは、むかし綱吉が将軍になる前に住んでいた江戸屋敷で白山御殿と呼ばれていたところ。
2016年12月2日 小石川植物園
入口
入って、すぐ左に大銀杏が。落葉の絨毯も。
池野威一郎博士が裸子植物としてはじめて精子を発見したという、同じ系統のそてつが、いちょうの前に植えられている。
そしてほとんど葉を落としているソメイヨシノ林を横に見て、右に行くと、お目当てのカエデ並木が現れてくる。今年も圧巻の風景を堪能することができた。これほどの並木はここ以外、みたことがない。
カエデ並木の先に、平瀬作五郎が、種子植物にも精子が存在することを発見した大銀杏の原木があるが、もう、すっかり葉を落としていた。池野のそてつの精子発見と同じ年、明治29(1896)年だって。明治は遠くになりにけり。
落ち葉を踏みしめ、山道を下る。
うつくしい日本庭園の前に出る。どうだんつつじが真っ赤になっていた。
旧東京医学校本館(重要文化財)が目の前に。
池にうつして見る。
池の端を歩き、正門方面へ向かう。
途中でメグスリノキの紅葉に出会う。このあと訪ねた東博にもあったが、これほど綺麗にはなっていなかった。
これは、ニッサボク。世界三大紅葉樹の一つとか。キジュの仲間。
ラクウショウも楽しみにしていた。すっかり黄葉していた。
メキシコラクウショウは常緑樹。気根もできない。写真の気根は向こうのラクウショウのもの。おもしろ木かな。
メタセコイヤも何本も!
はい、正面玄関に到着。
一日中、のんびりしていたいようなところ。二時間くらいいたけど、まだ、半分も歩いていない。こんどは桜の頃かな。そして、ぼくは、次の目的地、上野へ向かった。
それでは、みなさん、今日も一日、古木のカエデ並木のように、歳を忘れて、華やかに!