こんばんわ。
今朝、5時半に目が醒めた。夜が明けようとしている空の青のグラデーションに見惚れる。朝焼けとは違ったうつくしさ。
そして、次第に夜が明けてゆく。
そして、空色へ。
富士山までばっちり。
ご機嫌な朝だった。ちょっと、かっこつけて、谷川俊太郎の詩、”色の息遣い”の中の”青”を思い出してみる。
どんなに深く憧れ、どんなに強く求めても、青を手にすることはできない。すくえば海は淡く濁った塩水に変わり、近づけば空はどこまでも透き通る。人魂もまた青く燃え上がるのではなかったか。青は遠い色。
そして、富士山の白から、”白”を思い出してみる。
雪の白ではない、霜の白ではない、波の白ではない、雲の白ではない、塗られた白ではない、塗り残された白ではない、さらされた白ではない、けずられた白ではない。空白の白ではない、輝く白ではない、けがれなき白ではない、初まりの白でも、終わりの白でもない。本当の白は何か。
素晴らしい一日がはじまったと思った。
ところが、数時間後、どんでん返し。稀勢の里、休場のニュース。
これで四場所連続の休場。次の初場所に進退がかかりそうだ。
稀勢に明るい未来はあるのか。
谷川俊太郎の”赤”を思い出してみる。
赤は闇から立ち上がる、 あかはむしろ黒の庶子、 だが、その叫びを誰も聞きとることができない。 赤は光へと死に絶える、 赤はむしろ白のいけにえ、 だが、 その願いはほんの束の間かなえられるだけ
それでは、おやすみなさい。
いい夢を
今日は、三島の菊まつりに行ってきました。