こんばんわ。
年の瀬の風物詩、羽子板市が浅草寺境内で始まりました。今年も、12月18日、”納めの観音”の日に行ってきました。市だけではなく、浅草の名店でお昼を頂き、演芸ホールで落語を聞くのも楽しみ。
雷門から入場。仲見世通りはもうお正月飾り。
宝蔵門前からお店がはじまる。
京鹿子道成寺、藤娘、汐汲などお馴染みの美女。
鼠年にちなんで鼠小僧治郎吉も藤娘と並ぶ。
洋食の名店、ヨシカミが買ったのは”鏡獅子”。
天丼の大黒屋が買ったのは、”勧進帳”。
今年の人気者も。
来年はオリンピック。シブコが見つからなかった。
本堂では。
巨大羽子板。お馴染み助六と揚巻。
モダンな芸大羽子板。
どさくさに紛れて、だるまさんも。
いつも楽しみにしている紅葉コーナー。今年もOK!
私は誰でしょう。瓜生岩子女史の像です。
ぶらりと、演芸ホールへ。
久し振りに三遊亭圓丈の噺に大笑い。また、馬生の談志選挙ネタはいつ聞いても面白い。参議院議員になった談志にだれも陳情に来ないで寂しがっているからと、毒蝮三太夫と一緒に訪ねて行った。受付で名前を聞かれたので、まむしとカエル(馬生の前の名前)と答えた。松岡先生(談志の本名)、かえるとまむしが面会したいそうですが、いかがしましょうか、と。 そのとき、談志にちょうどいい、カエルとヘビで漫才をやったらどうかと勧められた。二、三度、やったが、受けないので元にもどったとのこと。
橘之助?誰かと思ったら、ぼくの好きな小円歌だった。美人三味線漫談家で、ちょっと前に名跡の立花家橘之助を襲名したとのこと。三遊亭円歌の弟子なので、円歌ネタで笑わせる。円歌は、ぼくら世代では誰でも知っている、山のアナアナの、あの歌奴。円歌襲名後、歌奴もすぐ襲名されたので、新歌奴はどこへ行っても偽ものが来たと白い目で見られたそうだ。有名人の襲名は間を置いた方がいいですねと。 ぼくは新歌奴を2017年のお正月の東博寄席で聞いている。やはり、同じネタで笑わせていたっけ。その年の春、ぼくが生まれて初めて入院をしていたとき、円歌師匠が88歳というおめでたい歳に亡くなったことを思い出した。
この日は、新宿御苑のもみじ山、浅草の納めの観音、羽子板市、寄席と賑々しい一日だった。
では、おやすみなさい。
いい夢を。
お昼は神谷バーで。大好きなジャーマンポテトと海鮮サラダで生ビール。おいしかった。