気ままに

大船での気ままな生活日誌

白鵬、照ノ富士、貴景勝の初日 名古屋場所

2021-07-04 21:54:39 | Weblog

こんばんわ。

大谷、大谷で浮かれている内に、もう七月場所がやってきた。そういえば、今場所は久しぶりに白鵬が出場する。それも進退をかけている。そして、照ノ富士は横綱昇進をかけた場所だ。重要な場所なのである。

加えて、あまり話題にのぼらないが、貴景勝だって、先場所は準優勝なので、今場所、優勝すれば横綱昇進の基準を満たす。ほんとうは、高安の大関昇進(復帰)をかけた場所でもあった。しかし、残念ながら、荒磯親方との三番稽古で腰を痛め、休場となり、せっかくの星の積み重ねが無駄になってしまった。

さて、こういう状況の中で、恒例の初日の相撲を見ての優勝力士の予想をするのは、なかなか難しいが、こんな風に予想してみた。まず、白鵬の初日は、新小結の明生が相手。張り差しでがっぷりの左四つになったにもかかわらず、逆に明生に攻められ、なんとか、掛け投げで白星を拾った。なんだか先が思いやられるような一番だった。やはり、当初から予想していたように、序盤で崩れ、休場、即引退表明ということになるのではないだろうか。

さて、初日の相撲を見ても、優勝争いは照ノ富士と貴景勝の二強ではないか、と思う。照は優勝すれば、横綱昇進が決まる。準優勝でも(白鵬引退ならば)同星決戦なら昇進だろう。貴景勝は全勝か、1敗で優勝ならば昇進。ということで、二人そろって昇進というシナリオをつくってみた。千秋楽に貴景勝が14戦全勝で13勝1敗の照ノ富士と対戦。本割で照ノ富士、決定戦で貴景勝が勝ち、貴、優勝で照、準優勝。これで、めでたく揃って昇進、めでたし、めでたしになる。 むかし、大鵬と柏戸は同時昇進だった。

ということで、恒例の優勝予想4強は次の通りです。ここに高安、朝乃山が入っていないのは寂しいが、遠藤、正代に期待したい。

本命・貴景勝、対抗・照ノ富士、穴・遠藤、大穴・正代

初日の相撲

白鵬 掛け投げ 明生

照ノ富士 寄り切り 遠藤

貴景勝 すくい投げ 大栄翔

正代 寄り切り 隆の勝

誰もが優勝候補。

さて、これから毎日、午前は大谷、午後は相撲と、忙しい日々がはじまる。

では、おやすみなさい。

いい夢を。

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広重・国芳・国貞の共同作品、東海道五十三対

2021-07-04 11:01:03 | Weblog

おはようございます。

藤沢浮世絵館で、特別展ザ・ライバル広重・国芳・国貞(三代豊国)の共演/東海道五十三対の世界が開かれている。枚数は五十三次物の定番である東海道の宿場53箇所に起点の日本橋と終点の京を加えた55枚であるが、広重により重複する宿場の異版が5枚製作されており、全60枚とされる。本展では56枚とほぼ揃いの展示である。個々の作品は見ていることがあるが、揃いで見るのは初めて。

このシリーズは、初代広重、国貞(三代豊国)、国芳の3人の当時の代表的人気浮世絵師が分担して描いたもの。国芳が半数の30図、続いて広重が22図、豊国が8図となっている。風景は少なく人物を主とし、下3分の2が画面で、それぞれの宿にちなんだ伝説、史跡、著名な出来事等を描き、上3分の1に下の絵の説明がなされている。国芳、国貞の美人画はよく見るが、広重の美人画は比較的見る機会が少ないので楽しいシリーズだ。

本展は撮影可能で、それぞれの絵の説明もあり、ブログに記録するのにはとても便利。以下、ぼくが10年ほど前、旧東海道宿場町巡りをした、東京、神奈川の宿場町を今度は浮世絵で廻ってみよう。

日本橋(国芳) 画面手前にみえる欄干は日本橋の欄干です。画面背景の右奥には江戸城、さらに左奥には富士山が見え、東海道の起点であった日本橋を表す定番の構図となっている。

品川(国芳) 品川宿近くの鈴が森処刑場で白井権八が雲助と争う場面が描かれている。白井権八は、歌舞伎の演目に登場する人物で、辻斬りを繰り返す美形の青年として知られている。画面の右奥に駕篭に乗った幡随院長兵衛が現れる。

川崎(国芳) 新田義貞の次男・義興が敵の策略により舟を沈められ無念の死を遂げた、多摩川の矢口渡の場面を描いている。この話をもとにした演目が歌舞伎でも上演され、江戸の人々にはよく知られた場面である。

神奈川(国貞) 画面手前に海老を釣る女性が大きく描かれ、美人画のようであるが、女性の着物の柄や櫛、手拭いの柄には亀があしらわれており、神奈川にゆかりのある浦島太郎伝説を示している。

保土ヶ谷(国芳)川崎で描かれた新田義興の最期を、家臣の篠塚八郎が故郷の城で同じく義興の家臣たちに告げている。画面手前の八郎の所作が大胆に描かれており、人形浄瑠璃の人形の動きに見立てた表現となっている。

戸塚(広重) 振り返って富士を仰ぎ見る女性は、歌舞伎の『仮名手本忠臣蔵』の登場人物、腰元のおかるです。恋人の早野勘平と落ち延びてゆく途中の、戸塚の坂道での場面が描かれている。

藤沢(国芳)小栗判官と照手姫。いったん地獄へ堕ちた小栗が熊野で本復した様子を描いている。岩を持ち上げているのが小栗で、しゃがんで驚いた様子をしている女性が照手姫。小栗の後方の滝は那智の滝で、向かって左に見える車と綱が土車に乗せられて東海道を上ったという物語を暗示している。

平塚(広重)平塚にある馬入川の名の由来に関わる伝説が記されている。建久9年の12月、稲毛三郎が相模川に(亡き妻のために作った橋の)橋供養を行った。源頼朝もそれに参列したが、その際の落雷により乗っていた馬 が川へ入り死んでしまった。これにより馬入川と呼ばれるようになった。

大磯(国芳)曽我十郎祐成と、恋仲であった大磯の遊女、虎御前。柳の木の下で待っていた十郎に、虎御前が後ろから声を掛けている様子が描かれている。

小田原(国芳)小田原は平治の乱に敗れた 13歳の源頼朝 が、伊豆に流されたのち、その土地 で妻となる北条家の政子と出会ったという物語が主題となっています。絵を見ると、前髪を残し振袖を着た若々しい姿の頼朝が、雪の中を政子に会いに来る場面が描かれている。頼朝も政子も江戸時代の風俗で描かれていいる。

箱根(国芳)大磯と同様に、曽我兄弟の仇討ちの物語の内、弟の五郎時致が主題となっています。父が討たれた後、五郎は箱根権現の稚児となるが、出家することを嫌い箱根権現から抜け出した。本図ではその場面を描いている。

以上、東京、神奈川の全宿場町です。次の三島宿からは次回に。

(つづく)

それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!ぼくは、これから大谷、午後からは名古屋場所と忙しい。

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