気ままに

大船での気ままな生活日誌

第76回春の院展 大谷、8K零封

2021-07-20 20:47:02 | Weblog

こんばんわ。もう、ひと月もすると秋の院展が始まる時節だが、横浜のそごう美術館では”春の院展”がはじまっている。何故、春の院展かというと、いつも春3月に日本橋三越からスタートするから。そこから、全国を巡回し、真夏の頃に、横浜に来る。真夏の院展である(笑)。秋の院展は大作ばかりだが、ここでは、小品が多い。

昨晩のブログでは月が描かれた作品をいくつか載せたが、ここでは、それ以外の気に入った作品を掲載したい。それぞれの作品には作者の思いが綴られている。それらも要約して付け加えた。

下田義寬 花火 以前熱海の花火大会をクルーザーの船上から見物する機会があり、夫婦でデッキに仰向けに寝ころがり煙やススを団扇で払いながらの貴重な体験でした。花火につつまれてゆくうちに、不可思議な原始の世界に浮遊しているような感覚に囚われた、あの感覚が忘れられず筆をとりました。

梅原幸雄 狐それとも鬼になりましょか 現代美人画を今の時代を生きる女性像として追求していきたい。
 
村上裕二 印相は何としょ、大如来様あの頃の夜に 過去の仏と同じように東京の夜に来たのだけれど
、どんな印相で存在すれば良いのかを迷っておられる図。

 
倉島重友 春の郷 残雪の山々を背景に麓はもうすっかり春。待ち侘びた春の訪れを謳うように桜、桃、菜の花、蒲公英等咲き競っていた。山梨県北杜市眞原(さねはら)の桜並木にて。

 
小田野尚之 昼さがり 美しい田園風景とその中を走るローカル線。もしそれを毎日アトリエの窓から眺めて過ごせたら、どんなに幸せだろうかと思います。今回はそんな夢のまた夢の暮らしを想像しながら、額縁を窓に見立てて、その向こう側にあったらいいなと思う風景を描きました。

 
松本高明  秋櫻 私は子供の頃からコスモスの花が大好きで、絵を描くようになってからも、毎年のように写生をしています。今回その中から3、4枚を組み合わせて、自分のコスモスを形作ってみました。

 
前原満夫 富士仰望 大沢崩を仰ぎ見る位置から見る富士は、まるで生きているかのような圧倒的な凄みを感じます。
 
 
藁谷実 那智の滝 那智の滝は、地殻変動と時間が作り出した自然の造形であり、水を有する地球ならではの景観は、聖地として古代から祀られています。風景画に象徴性をもたせて描きたいと考えました。

 
宮北千織 春の宵 梅の花が咲き始める初春の夜、冷たい空気と共に梅の香りをいっぱいに吸い込むのが好きです。その清々しい緊張感を、針に糸を通す人物の姿で表現できないだろうかと思い制作しました
 
 
髙島圭史 きいろいひと ひとの心が研ぎ澄まされた様子、ひとの命の力が高まった状態の表現として「きいろいひと」を制作しました。光のように軽やかで夢のように不思議でありながら、確かな存在感のある人物像をイメージしています。
 
 
伊藤髟耳 案外元気 外出がむずかしく、時間をかけて題材と向き合えるものを探しました。身近な人を描く事にしました。大下図を描いてゆくと、見方の甘さを感じます。使う写生もどれも不充分なものです。今は描くものを整理してゆく事、墨の細い線の力を大事にしてゆこうと思っています。モデルからしわをあまり描かないように言われています。


麻生弥希 深遠
 
 
石村雅幸 眼界
 
 
新生加奈  移りゆく世界

 
春季展賞(郁夫賞)

吉村佳洋 序奏 静かに佇む女性と、幸運を呼び込む使者としての蜘蛛を描きました。世界が浄化され、新たな日常の始まりを予感させる序奏の旋律が聴こえてくる。そういう情景を想い制作致しました。

 
春季展賞
 
永吉秀司 彼岸の雫 新潟県内の村上地方では、古くから願掛けの意味を込め布で作った房に小豆を入れ、古祠や寺院に祭る風習がある。それぞれの房の色や形が、人々の願いをひとつの形として形成している。その願いは、待ち人の無事を祈るものであったり、近親者への加護、自身への戒めや祈願であったりするのだろう。人はとても小さきものである。常に拠を求める存在であるその房が雫となり、まるで人々と彼岸との縁をつなぎとめているかのようだ。
 
 
 
すばらしい展覧会でした。9月の院展も無事に開催されますように。
 
今日の大谷はNHKテレビでは中継されなかったので、初めて、PCのアベマで見た。十分、満足。
 
 
大谷投手、ナイスピッチング。6回無失点8Kで快投したものの5勝目はならず。圧巻は3回、1死二、三塁の危機を迎えたが、ここからギアを上げ、160キロの剛速球で二番、三番を空振り三振、ニゴロに退けた。今日も打者としても出場、三回、強烈な二塁打を放ち、走者生還と思われたが、惜しくも先制点ならなかった。さらに降板後、右翼の守備にまわり、久しぶりの三刀流。8回の打席で、ツーランホームランを期待したが凡退。チームは1-4で負けた。しかし、後半戦の初戦、大谷の見事なピッチングに安心した。この調子なら、10勝は間違いないし、防御率もすぐ2点台だ。
 
投げた翌日は必ずホームランが出る!35号!明朝もアベマだ。NHKはあてにしないぞ。
 
綺麗な夕焼けが出ました。
 
夕月も。



 
では、おやすみなさい。
 
いい夢を。
 

ご心配おかけしました。カルガモ母子、元気でした!
コメント (2)
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