気ままに

大船での気ままな生活日誌

東京五輪スタート 

2021-07-21 22:26:30 | Weblog

こんばんわ。

開会式を二日後に控え、早くも一部、競技がスタートした。コロナももうすっかり収まっているはずと一年延長した東京五輪であったが、江戸の川柳ではないけれど、本降りになって出てゆく雨宿り、みたいなことになってしまった。

コロナ本降りと猛暑の中、選手のみなさん、ご苦労さま。ぼくは、今日、コロナワクチンの二度目の接種を終え、冷房のきいた部屋で熱戦を見るという、なんとも申し訳けない気持ちで観戦していた。

午前中はソフトボール日本がオーストラリアにコールド勝ち。あの上野投手が先発とはびっくりした。まだまだ若いんだね。初回、あやうかったが、二回以降立ち直ってくれた。東京五輪、全種目最初の白星となった。

そして、夕方からは、なでしこジャパンが登場。相手は強豪、カナダ。開始早々、カナダに被弾。この一点がなかなか返せず、後半のPKまではずし、もうダメかと思ったが、最終盤、岩淵が起死回生のゴールを決めてくれた。ドローに持ち込む。若い時からエース候補と期待されていたっけ。よくやった。

いつもの五輪と違って、心から喜べないが、始まったからには、応援し、選手の皆さんの熱気でコロナのバカを吹き飛ばしてほしいものだ。

さあ、満月が近いぞ。

では、おやすみなさい。

いい夢を。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏色美人/清方が見た夏げしき

2021-07-21 10:09:01 | Weblog

おはようございます。

鏑木清方記念美術館では、盛夏には夏姿の美人画と夏の風景を描いた作品が並ぶ。今年も”夏色美人/清方が見た夏げしき”と題して涼やかな作品が展示されている。

清方は、大正9年、42歳のとき(横浜の)金沢八景に別荘(遊心庵)をもったが、ここでいくつも名品を描いた。長女、清子をモデルに描いた、朝涼(あさすず)大正14年もその一つ。蓮池のほとりをおさげ髪をさわりながら歩く少女。よくみると、(右上に)明け方に残る白い月が描かれている。当館所蔵の名品。

清方の奥さんをモデルにした襟おしろい(大正13年)

そして、切手にもなった名作、”築地明石町”の下絵。本画が2019年、44年振りに姿を現し、竹橋の東近美で見てきたことを思い出す。モデルのM夫人は奥さんの女学校時代の友達。清方の文集に、新橋駅で見送りに来ていた女学生時代の彼女をはじめて見たと綴られている。桃割れに紫の裾長のすらりとした後ろ姿が印象的でいつか描いてみたいと思っていたようだ。その後、彼女の夫が鏡花を通じて清方と知り合いとなり、モデルとなったようだ。

築地明石町(下絵)昭和2年 本絵ではぼやけている帆船が下絵でははっきりみえる。晩夏の風情の朝顔。

本絵(ここでは展示されていない)。東近美の所蔵となり、もう行方不明になることはない。

以上の3点のほかにも夏色美人がいっぱい。

紅雨荘(大正元年)第6回文展出品作の下絵。建仁寺垣の前で洗い張りをする振袖新造の姿を描いた。振袖にある孔雀の羽の文様は歌川豊春の《遊女の図》に描かれたもの。清方は、かつて目にした遊女の寮の風景に風情を感じ、これを制作した。

妓女像(昭和9年)第15回帝国美術院美術展覧会への出品作の下絵。日本橋の音喜久の芸妓、小菊と春枝がモデルをつとめた。鼻筋、丸い鼻先、小鼻の形など、顔は写実的に念入りに描かれ、左幅では撥を持つ左手の位置が修正されている。本画は戦火で焼失した。

柳の下に涼む娘(昭和30年)

夏の柳井戸(昭和4年)夕立ち雲(大正11年)

ほかに、清方が意匠を手がけた浴衣資料も展示されている。

夏色美人と夏景色をながめ、ゆるりとしたひとときでした。

それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする