こんばんわ。
大谷翔平のメジャー・オールスター戦出場が決まった翌朝、今度は初の月間MVP受賞の報告が入った。そのあと、すぐの試合で、月間MVP御礼弾を二発放った。律儀な男だ(笑)。29号と30号の連発でホームランキング争いで、必死に追いすがるゲレーロJrに3本の差をつけて単独トップをキープ。今シーズンのほぼ半数の試合を終えたところなので、単純計算すると、なんとシーズン60本ペースとなる。ぼくが、王さんの55号に届くとほらを吹いていたが、それどころか、王越えになるかも知れない!
6月のア・リーグ月間MVP
大谷翔平(エンゼルス)打率・309、13本塁打、23打点。
過去の日本人MVP獲得者の成績と比べてみよう。
▽95年6月 野茂英雄(ドジャース)2完封含む6勝、防御率0・89
▽96年9月 野茂英雄(ドジャース)ノーヒッター含む3勝1敗、防御率2・03
▽98年5月 伊良部秀樹(ヤンキース)1完封含む4勝1敗、防御率1・44
▽99年7月 伊良部秀樹(ヤンキース)4勝、防御率2・64
▽04年8月 イチロー(マリナーズ)打率・463、4本塁打、15打点
▽07年7月 松井秀喜(ヤンキース)打率・345、13本塁打、28打点
▽14年5月 田中将大(ヤンキース)5勝1敗、防御率1・88
▽20年7、8月 ダルビッシュ有(カブス)6勝1敗、防御率1・47
打者ではイチローと松井秀喜だけ。それぞれ、打率4割、本塁打13本、とすごい成績だが、大谷も負けず劣らず。加えて投手として2勝している点が前代未聞。堂々たる受賞だ。できれば、次回は投手としての成績で。96年9月の野茂英雄のノーヒッター含む3勝1敗、防御率2・03、これくらいは、大谷なら、いつでも達成できるだろう。加えて本塁打10本のおまけつき。
御礼弾
今日の2発も素晴らしかった。3点リードされていた3回に29号ソロで追撃ののろしを上げ、4回には30号逆転2ランを放った。同点に追いつかれた9回裏には、勝負をされず四球で塁に出たが、まずは二盗。そして、ウォルシュの右前打で激走、あわやの、サヨナラのホームインを決めた。こんな面白い試合は久しぶり。
29号
30号
軽々、どんな球でもホームラン。まるで往年の王さんみたい。
さよならホームイン 滑りこみ、セーフ。
二試合連続劇的勝利。NWでみんなに助けてもらったから、今日は恩返しと。
また、新記録が出たようだ(笑)。
少なくとも10試合に投手として登板した選手のシーズン最多本塁打は1919年に17試合に登板(9勝5敗)したベーブ・ルース(当時レッドソックス)の29本塁打。メジャーで1世紀以上にわたって存在してきた“大記録”を書き換える1日となった。
明日も一発!日本人最多の松井秀喜の31号を!
雨上がりに散歩に出た。カルガモ母子の棲む川は濁流。だいじょうぶだろうか。
川辺の紅白のオシロイバナが見頃になってきた。
そういえば、紅白はエンゼルスカラー。
では、おやすみなさい。
いい夢を。
エンゼルスの3連勝を暗示する白星アガパンサス