おはようございます。
朝5時。日の出直前の真上の空を見上げると下弦の月が出ていた。真夏の下弦の月。

そういえば、東京五輪は満月前夜に始まり、二日目の五輪満月の日に金メタル1号が出た。柔道の60キロ級の高藤直寿だった。柔道はこの日から快進撃をつづけ、連日金メタル、昨日の最重量級の女子、素根輝が柔道9個目の金メタルを獲得した。

そして、この日、意外な種目から金メタルが。フェンシングの男子エペ団体(見延和靖、加納虹輝、山田優、宇山賢)。フランスなどの強豪をなどを破り、勝ち上がり、とうとう決勝でも勝ってしまった。

一方、過去最強軍団といわれ、期待されていたバトミントンは桃田が早々敗退し、それ以降、ペア、奥原らが次々と脱落。メダルなしかと思われたが、混合ダブルス(渡辺勇大、東野有紗)で見事、銅メタルを勝ち取った。10年来のコンビだそうだ。おめでようございます。

水泳ニッポンも苦戦した。大橋の二冠と本多灯の銀だけ。瀬戸がつまずいて以降、金メタル候補、松元、佐藤も予選落ち。それでも、昨日は、入江、瀬戸、萩野が決勝で力の限りをつくし入賞し、金メダルとは違った感動をもらった。入江陵介は五輪4度目の決勝進出だった。インタビューでうっすら涙を浮かべ、4回とも決勝に出ることが出来き、最後は東京で、こんな幸せなことはない、と。入江はたしかロンドン大会で銀メタルをとった。4大会といえば16年、この間、世界の”決勝レベル”に居続けることはすごいこと。まぐれ金メタルより余程価値があること。

萩野公介と瀬戸大也の同級生コンビにも感動。二人共、前回のリオで大活躍。萩野は、400個メで金、200個メで銀、瀬戸は400個メで銅をとった。二人共、その後、世界選手権など国際試合で他を圧倒、東京五輪で金メタルをと期待されていた。しかし、荻野は2017年以降、心身不調となり、東京五輪直前にようやく復活してきた。瀬戸は不祥事を起こし、ようやくの五輪出場となった。こんな二人が、ようやく笑顔を取り戻したのが、今回の200個メだった。二人、一緒に決勝に進めることができたとき、荻野が、また大也と一緒に五輪の決勝で泳げるなんて、神様の贈り物としか思えない、と涙ながらに語った。二人共、メダルはとれなかったが、すがすがしい笑顔をみせてくれた。

一方、夜には池江璃花子の出場する400メドレーリレーの予選があった。池江は白血病治療のあと、東京五輪出場という奇跡的な復活をとげた。1年遅れにならなかったら、ありえなかった”神さまの贈り物”だ。すでにリレー2種目に出て、決勝進出はならなかった。この日はとうとう念願の決勝進出を果たした。明日、競泳最終日に元気に泳ぎ切り、すばらしい笑顔をみせてくれるだろう。

五輪は後半戦に入り、陸上もはじまった。100メートル決勝に残れるか。マラソンはどうか。見どころはいっぱい。
真夏の花、路傍の高砂百合が咲き始めました。


芙蓉も咲きそろってきた。

それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!