気ままに

大船での気ままな生活日誌

大谷翔平、メジャー・オールスター戦出場!

2021-07-02 21:58:25 | Weblog

こんばんわ。

今週のヤンキース4連戦は、初戦にホームラン、二戦目に二本と、華々しい出足だったが、三戦目の投手先発では、何と1回も持たず、7失点で降板。しかし、チームは9回に4点差を大逆転し、大谷の負けを消してくれた。さて、今日未明(日本時間)の4戦目はリベンジのホームラン3本と、期待していたのだが、雨天で試合中止となってしまった。でも、考えようによっては、すぐ明日から始まる西海岸での試合に疲れを残さず、帰ることが出来る。ヤンキースには次回、リベンジすればよし。

そんなとき、うれしいニュースが。大谷がア・リーグの指名打者部門で圧倒的な支持率でオールスター戦の出場を決めた。日本人としては、イチロー、松井、福留につづく4人目だそうだ。イチローはともかく、松井、福留のときは日本人からの大量票があった故で、実質、イチローに継ぐオールスター選手だろう。おめでとう。

実力も際立つ、イチローと大谷。赤枠がリーグトップの成績。

オールスター戦の前日に行われるホームランダービーにも出場が決まっていて、NHKも生中継するようだ(13日午前9時)。ライバルのゲレーロJr、タティスJr、ジャッジらは大谷の怪力に恐れをなして、出場辞退したのは情けない。これでは、シーズン・ホームラン王も大谷に大差をつけられるのは間違いない。大谷55本、ゲレーロJr、44本、ジャッジ、33本と予想する。

六月の月間MVPも三冠王を狙っているというゲレーロJrとの対決らしいが、ここも大谷の圧勝だろう。

話はがらりと変わるが、上野のパンダの双子の赤ちゃん、順調に育っているようだ。生後8日目となる1日に撮影された2頭の最新映像が公開され、映像では、2頭とも目や耳、それに肩のあたりなどに黒い模様が出始めている。

双子の赤ちゃんパンダは、1番最初に計測した体重からおよそ60グラムから100グラムほど増えたほか、体長も、いずれもおよそ2センチ成長していて、健康状態は良好だということです。性別はまだ分からないとのこと。

では、おやすみなさい。

いい夢を。

高校生時代の大谷翔平。このときの将来計画は18歳でメジャーチームに入る。19歳で3A、20歳でメジャー昇格、22歳でサイヤング賞獲得・・・26歳で指名打者でオールスター出場、ホームラン王はなかったですが・・高校生でこの人生計画、余程、自信があったのしょうね。

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国宝・鳥獣戯画のすべて 

2021-07-02 11:43:40 | Weblog

おはようございます。

すでに閉幕しているが、東博の特別展、国宝・鳥獣戯画のすべてに行ってきた。コロナ休館に巻き込まれ、本展も右往左往したが、再開後、なんとかチケットがとれた。

誰でも知っている人気の鳥獣戯画なので、展覧会もぼくが気まま生活に入ってから、もう3回も開かれている。2007年12月のサントリー美術館で”鳥獣戯画がやってきた”展、2015年5月、東博で、鳥獣戯画/高山寺の至宝展、そして今回である。

いずれも、鳥獣戯画の甲・乙・丙・丁4巻ともに展示された。そして、東博のは今回も含め、2回とも鳥獣戯画が伝わる京都栂尾の高山寺の至宝も同時に展示されている。

今回は、甲・乙・丙・丁全4巻の全場面が一挙公開され、さらに、混み合う人気の甲巻を”動く歩道”で見ることができる。どうしても、一場面をじっくり見てしまう人が必ずいて、列が渋滞してしまうので、いいアイデアと思う。ただ、高山寺の至宝は、楽しみにしていたふたつの国宝が来られなかったことが残念だった。”明恵上人像(樹上坐禅像)”と明恵上人が亡くなるまで肌身離さずもっていたという”仏眼仏母像”。

さて、写真撮影は禁止だが、常設展の方で鳥獣戯画の模本が展示してあり、こちらは撮影可能なので、一部、それを載せて紹介しよう。その他の写真は以前のブログに載せたのを転載している。

甲巻 平安時代・12世紀 兎、猿、蛙など11種の動物たちが登場。まるで人のように生き生きと描かれる。前半と後半では線描と動物たちの表情も異なり、別人が描いたのでは言われている。

乙巻 平安時代12世紀 乙巻では動物が16種登場。写生的に描かれ、動物図鑑のよう。後半には虎や象など日本に生息しない動物や麒麟、龍など空想上の動物が描かれている。

丙巻 平安・鎌倉時代 12-13世紀 前半には人間、後半は動物が登場する。解説によると、濃墨の線に隠れたオリジナルの線描が極めて適格だそうだ。平安絵巻に通じる要素が見いだされ、その制作は平安時代に遡る可能性が高いとのこと。

丁巻 鎌倉時代 13世紀 丁巻は、人間のみで構成され、甲巻、丙巻に描かれたモチーフを踏まえた表現が随所にみられる。軽妙な筆運びが特徴的である。

”鳥獣戯画”が伝わる京都の高山寺は、鎌倉時代の僧、明恵上人によって再興され、今も多くの美術品が伝来している。それでは、今回も来てくれた子犬から。明恵上人の永遠のペットです。運慶作と言われたこともあったが、湛慶作のようだ。

蘇婆石(右)と鷹島の石 明恵上人は、和歌山の修行場から見える小さな島(鷹島、苅藻島)に何度か舟で渡ったが、お釈迦さまの生誕地のインドまで行けなくても、ここから海はつながっているのだと自らを励まし、そこで拾った石を釈迦の形見として生涯大切にした。

重文・夢記 19歳の頃から59歳まで約40年にわたって自ら見た夢を記録した(写真は、白洲正子著”明恵上人”より)

そして、月の歌人として知られる明恵上人。国宝・明恵上人歌集も展示されている。弟子の高信が師明恵の十七回忌にあたって、宝治2年(1248)に編んだもので、最初に明恵の自撰集”遣心和歌集””楞伽山伝”(ともに現在は散逸)から選んだ歌を、ついで高信が新たに採取した詠草(歌の草稿)を収録したもの。その、詠草(重文)も展示されている。

あかあかやあかあかあかやあかあかやあかあかあかやあかあかや月 (明恵上人)

雲を出でて 我にともなふ冬の月 風や身にしむ 雪や冷たき (明恵上人) 

国宝・華厳宗祖師絵伝 この絵伝は、義湘絵4巻と元暁3巻から成る。

この絵巻物は華厳の”縁起”を伝えるもので、それならば何故、主人公を、東大寺の良弁とか、名の知れた印度や中国の高僧にせず、新羅の僧にしたのか。白洲正子は著書”明恵上人”の中で、きっと、絵ときを考案しているうちに、彼らに出会い、彼らの中に自分自身を見出したのではないかと推測する。絵巻物の作成には明恵も関わっている。要するに、この絵伝は、義湘、元暁の名を借りた明恵の自伝ではないかと。

義湘絵第一巻より 元暁、洞窟の中で鬼に襲われる夢を見る。詳しくは以前のブログをどうぞ。

では、〆は明恵上人に。28年振りの寺外公開だそうです。

重文・明恵上人坐像(高山寺ホームページより)

明恵(みょうえ)上人

高山寺(国宝・石水院)。2015年に訪ねた。ここに写っている善財童子も今回、来て下さらなかった。

すばらしい展覧会でした。

それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!

コメント (4)
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