こんばんわ。
金木犀の花便りが聞こえてくるようになった。ぼくもおそらく鎌倉一早く、金木犀の開花宣言をした。10月5日、富士山の初冠雪の日、東慶寺のキンさんギンさん(金木犀、銀木犀)でそれぞれ開花一号を見つけた。ところが、3日後、訪ねたら、これにつづく花の開花はないばかりか、初花が散っていた。その後、北鎌倉、大船地区で調査したが、開花はゼロ。どうしたことだ。そして、今日は海辺の長谷ならばと光則寺を訪ねた。ところが、ガーン。金木犀の大木にひとつの花もない。そのあと妙本寺も調査したがここも何十株も並んでいるのにゼロ。どうも、鎌倉の金木犀は都内よりだいぶ遅れるようだ。ひょっとしたら開花しないかも。
でも転んでもただでは起きないゾ。光則寺で珍しい名前の花々をいくつも見てきました。さすが花の寺だけある。では、順不同で紹介しましょう。
光則寺山門
現の証拠(ゲンノショウコ)ドクダミなどと共に古くから日本で用いられてきた薬草。別名フウロソウといい、道端でも見られるというが、この辺りでは目にしない。ピンク色の可愛い花。
鈴虫花(スズムシバナ)スズムシが鳴く頃に花が咲くことから、この名が付いたといわれる。
兎苔 (ウサギゴケ)花姿がウサギのような形をしていることからこの名をつけられた。コケではなく食虫植物。地下茎についた捕虫袋から虫を取り込むそうだ。
うさぎが4匹、植木鉢から飛び出そうとしている。
眉刷毛万年青(マユハケオモト) 花の姿が眉刷毛(マユハケ)に似て、万年青(オモト)によく似た葉をつけることからこの名がある。
日高見せばや(ヒダカミセバヤ)苔岩に咲くきれいな小花。ベンケイソウ科ムラサキベンケイソウ属。日高地方の高山や海岸の岩場で咲く。
宮沢賢治の詩碑。雨にも負けず、風にも負けず、夏の暑さにも負けず・・秋海棠や鈴虫花が囲む。
白花秋海棠
紅花秋海棠
白花ほととぎす
ほととぎす
藤袴(ふじばかま)秋の七草の1つ。
野菊がいっぱい(コヨメナ?)
桜蓼(サクラタデ)
水引草(ミズヒキソウ)
金木犀の大木。ひとつも咲いていない。大木も総身に知恵が回りかね、か。でも、あなたのおかげでいろいろ珍しい草花を魅せてもらいました。ありがとう。
今朝の月と金星のランデブー
有明の月と明けの明星の接近
では、おやすみなさい。
いい夢を。