足尾駅を出たのが、お昼時…
何処か食事がとれる場所を探したのですが、思っていた場所がお休みのようでした。
足尾銅山観光に行けば、何とかなるかなと思ったら…
レストハウスがあったけど、やってなさそうな雰囲気…
人が出てきたので、とりあえず入ってみると…
レトロな喫茶店風のお店が1軒のみ…
サンプルケースを覗くと、何の飾り気もなく、どこか懐かしいラインナップ。
店内に入ると、おばあちゃんと地元の方と思しきおじいちゃんのみ…
何とマスターは、おばあちゃん!
やっぱり懐かしい…
散々悩んだ挙句、『ヤキソバ』とカタカナで書かれていたことが決め手となり注文。
ごく普通のヤキソバですが、麺はベタっとしておらず、子供の頃に母親が作ってくれたのを思い出させてくれる味で美味しかった。
てつまろさまが頼んだオムライスも、子供の頃に家で作ってもらったような雰囲気でした。
お昼に満足したら、いよいよ銅山観光へ。
入場券を買ってトロッコに乗って坑道へ入ります。
トロッコ降り場
帰りは別の坑道を徒歩で戻ります。
トロッコは先頭の機関車を途中で切り離し、人車のみが坑道に入ります。
抗口から150メートル地点まで入りますが、降りた先には更に坑道が…
ポム爺が歩いていそうな雰囲気(笑)
何と坑道の総延長は1200km以上!
昭和の時代はともかく、江戸から明治時代はどうやって空気を送っていたんだろうか?
帰りの坑道内には、マネキンを使って時代ごとの構内の様子を再現しています。
妙にリアルで、ちょっとビックリします…(汗)
途中には展示スペースもあります。
『安全専一』とは、アメリカの製鉄会社が提唱した『SAFETY FIRST』の考え方を持ち帰り、『安全専一』と訳して足尾銅山での安全活動を推進したもので、現在の『安全第一』の前身と言われています。
現在は、古河機械金属株式会社が『安全専一』の商標登録を行っています。
(引用元:古河掛水倶楽部・古河足尾歴史館 公式HP)
アノード板
電解精錬を行う前の粗銅で、上部の耳の部分を電極にかけたそうです。
これで重さ100kg以上…
銅インゴット
これで20kg…見た目以上に重かった。
坑道から外に出ると、多くの展示物があります。
これは足尾式削岩機で、ボタンを押すとその振動が体験できます。
バッテリーロコや架線式電気機関車も展示されています。
上から降りてきたトロッコは、展示場隣のココで機関車を隣のトロッコに付け替えます。
ウィリソン連結器の現物を見るのは初めてです。
上からトロッコが降りてくると、素早く開放し隣のトロッコに連結します。
連結シーンはこちら↓
入換作業はリモコン操作?
係員さんに機関車付け替えの理由を聞くと、勾配を登り降りさせるためにラック式を採用しているそうで、勾配率は何と110‰!
因みに、観光用に設けた区間なので、鉱山採掘中にはなかったものだそうです…
レストハウスまで戻り、本山神社を覗くと、これまで見たことない狛犬に…
狛犬に詳しくないので、よく分かりませんが、西日本ではあまり見ない・・・かな?
足尾銅山観光を後にして、帰路につく前に通洞駅に立ち寄ります。
駅舎は、ホームと併せ登録有形文化財に指定されているそうで、足尾駅などとは違った趣がイィですね。
さて、ここから帰路につくのですが、アタシのわがままを聞いてもらい、足利経由で戻ります。
以前、教えてもらっていたEF60の保存機を見るためです。
この説明板・・・突っ込んでいいかな? 形式に(笑)
駐輪場から見下ろすように…って、機械室の明かり窓が中に落ちてるし・・・(汗)
検査表記が鷹取工・・・って、両毛線は関係ないぢゃろ?(笑)
EF60の保存機は、横川の501号機とここだけではなかったかな?
4次車の実物は、EF67に改造されたものを除くと初めてでした。
宇都宮へ戻って、2年間お疲れ様会を開いていただき、美味い寿司を頂きました。
北関東最後の旅として、遠路車を出して頂いた、てつまろさまには大変感謝しております。
これでいい思い出もできたし、もう思い残すことはないですね。