まろねふの廊下からの呟き

中年オヂさんの呟き転じて、人生備忘録となる…

前夜祭で人生の先輩のフリをする…

2016年02月28日 | 廊下から
今日はやんごとなき事情で出勤日…散々しゃべり倒して、まっすぐ帰るべきところを、久々に“中央”へ繰り出しました!

そして、今宵はSatokawaさまが来広されましたので、『いぶしぎん』で一献と相成りました!



まずはカンパイ!



そして、前菜(?)は、駄作のクハ115です(笑)



そして、Satokawaさまからは、サロンEXPで応酬!



エンドウの旧製品をレストアされたそうですが、多くのお客様が乗った姿に、登場当時を妄想させます。
麻衣子ちゃんはいませんでしたが、これは目の毒でした!(爆)



そして、仕事を終えたFオヂさんも合流し、おっさん3人で大いに盛り上がりました…

が、いつもの展開なんですが、居酒屋で偶然隣に座った若いカップルにお酒の事で声をかけられて、あれやこれやバカ話も交え大盛り上がりになってしまいました!
熊本から旅行に来たこのお二人、今度結婚されるとかで、自分の経験も含めちょっと大真面目なお話もしましたが、居酒屋ならではのちょっとした出会いに、楽しいひと時を過ごさせて頂きました!

美味しい料理に旨い酒、そしてちょっとした出会い…久々に楽しい呑み会でした!


あれ? 今宵の主賓は誰だっけ?(爆)



刺激が多すぎる…!

2016年02月21日 | 泥沼より
今日は模型友の会の例会でした!

今回は久々に四国シリーズと銘打って(?)、DF50と旧客での参戦でした。



久々のDFでしたが、あまりにもキレイ過ぎたので会場で軽く汚してみました(笑)



機関車に続く客車は、スハフ43とオハ41他…
組み合わせ的には、ちょっと時代が違うかな?


他の会員の方も、アタシを陥れよう(←被害妄想?…爆)として、刺激的な客車列車で攻撃してきます!



一時期、本気で買おうとしていた『富士ぶさ』編成…しかもフル編成同士が、アタシの目の前で何回もすれ違います!!!



あ~ん(涙) 天プラの特急シリーズ!
マイテ58に暴発寸前…(糞爆)



しかも、今回のセットのスロ60は専務車掌室付きの100番台!
更に単品は、原形車と分けてます・・・何で?



マシ35の床下を見て、ココまでされたら今更真鍮キットを組めません(大涙)

天プラ客車特急で、茶色シリーズの客車はベンチレータが黒くなっており、違和感を感じていましたが、君管で鉄道映画『生まれ変わる客車』を見て…

『うわっ! ベンチレータ黒!』

今まで、メーカーの間違いかとずっと思ってました…ごめんなさい!

この他にも多くの客車が並び、久々に客車列車を堪能する事が出来ました!
参加されたみなさん、お疲れ様でした!



運転しやすいマスコンとは・・・1

2016年02月20日 | ひろでん
先日のモハメイドペーパーさまのコメントより、マスコンの癖を語って欲しいとありました。
まぁ、ウチの電車は色んなトコから買ったモノも多いので、その種類は余所に負けないくらいあります(笑)
そこで、アタシが握ったハンドルから、アタシ目線で感じた事を書き留めてみましょう…

まず、軌道線の基本でもある『直接制御器』から。

軌道線の在来車は『KR-8形』で、泰平電機製のコントローラーが主流です。
ノッチ刻みは、力行が直列4段・並列4段の計8段、電気制動ノッチは7段あります。


泰平電機製B-29式KR-8


泰平電機製TD-52式KR-8

泰平電機製のコントローラー(現場ではマルタイとも呼びます…)は、ノッチの刻みがハッキリしており、ノッチ刻みを確実に行える事から乗務員には好かれているコントローラーです。
直接制御方式では、ノッチ刻みを正しく行わないと、所謂“合いノッチ”となり、コント内のフィンガー(接触子)でスパークが発生し、後々ハンドルが回しにくくなる…俗に言う『ノッチが重く』なってしまいます。こうなると、乗務の度に“腕がにがる”んですよねぇ…(汗)

TD-52式はB-29式と比べ、刻みがハッキリしているのですが、それが仇となり逆に回しにくいような感じがしました。
このコントは、900形に多く用いられており、同型の廃車発生品は650形等の三菱製KR-8を置き換えました。


三菱製KR-8

三菱製コントは、ノッチ刻みが軽く大変扱いやすかったのですが、軽いが故に正しくノッチ刻みが出来ないので合いノッチになりやすい欠点がありました。
ただ、これに関しては運転経験の浅い時にそう思うだけであって、経験を積むとハッキリしたノッチ刻みが逆に仇となり、三菱製のあるかないか判らない位の刻みの方が楽に運転できました。
要は体が覚えるんですよねぇ(笑)

三菱製と泰平電機製とのコントの違いは、内部の部品点数が違う事と、ハンドルの長さが異なる点です。泰平電機製のハンドルは長く、逆に三菱製は短いのですが、これは運転士の好き好きでしょうか…
因みに、泰平電機製のコントでも、例外として1905号と1908号の片側のみはハンドルの長さが短くなっております。
1905号のは、廃車となった1154号又は1155号の発生品ではなかったかと記憶します。

アタシが運転士になった頃は、三菱製のコントも多く、戦時中の速度抑制の加工跡が残るモノも複数存在していました。
また、KR-8形以外にも、KR-8A(1157号)や、KR-7(1906号)も存在しましたが、廃車又は残存車も発生品の泰平電機製のコントに交換されてしまいました。


日車製コントローラー

在来車の制御方式で、唯一の間接非自動方式を用いる350形のマスコンです。
この車両の主電動機回路のツナギは永久並列なので、並列7段、制動7段となっています。

このマスコンは、制御回路電圧が100Vと低いので、スパークも発生しにくく大変扱いやすいマスコンで、動免(運転免許)試験の試験車にも指定してあります。
ただ、部品の供給が既に無くなっているので、故障発生時の対応が大変だそうです。



ご存じ、ワンハンドル車の元祖で3500形以降、軌道線では700形、800形、鉄道線では3950形まで使用されました。製造は東洋電機製だそうです。

このハンドルには、左右一体となっており利き腕に合わせて片手運転が出来ます。また、デットマンスイッチが握り部分にあるのも特徴です。
このハンドルのノッチは、3500形を除き、力行3段、制動7段、非常制動1段となっています。
制御方式は各形式で異なるので、その操作方法が微妙に異なりますが、語ると長くなるので今回は割愛させて頂きます。

つづく


プロジェクトU The third action・・・3

2016年02月14日 | 工作室から
昨日今日と、余り天気が良くなかったので、これ幸いと工作を進めました。



まずはプラ板で埋めた部分の荒削りから。
クハ55320は、ノーシル・ノーヘッダ車なんで思い切って削る事が出来ます。



そしてテストも兼ねて、正面貫通路扉の部分を「コの字」に切り取ります。
貫通扉と、正面向かって左側の窓枠は、切り取った元車体の運転台部分から切出します。



まずはザク切りして、周辺を丁寧に仕上げるのですが、これが一番手間が掛ります。しかし、ここでこの車両の全てが決まってしまうといっても過言では無いので、とにかく慎重に…失敗すると後がありませんから。

窓枠と言えば、戸袋窓の違いから、多くの枚数の切出しを行わなければなりません。
気力を切らさないよう、頑張らなければ…


大阪電車の乗り心地

2016年02月13日 | ひろでん
いつも楽しませて頂いているサイトで、大阪電車の話題が出て、その管理人様より『大阪市電台車の乗り心地は…?』と尋ねられましたので、アタシが17年半以上の運転士経験から“超個人的”な感想でネタにさせて頂きます!(笑)



大阪市電の台車と言えば、この住友大阪市電型台車を思い浮かべる方が多い事でしょう。
アタシが運転士になった頃は、762・767~769・772・601・602が履いておりましたが、現在では602号のみが現役で、休車では768号で見る事が出来ます。(762号は廃車となった587号と振替え、その元の市電台車も廃車となった771号の台車…)

一般的には、この台車の乗り心地は良いと言われておりますが、フワフワした乗り心地でしたが、軌道の状態によっては激しくバウンドする事がありました(汗)
また、ラッシュ時の広島駅で一気にお客様を乗せると、発車前にブレーキを緩めた瞬間『ドスン!』と音がして車体が一気に下がります!
そして、今はそんな事はなくなりましたが、減速時にきついブレーキを使うと、停車直前に大きなビビり振動が発生し乗り心地が非常に悪かったです。アタシも若い頃は、このビビり振動を発生させない制動操作を自分なりに研究し、何とか克服したのも今となっては、よき思い出ですが、相対的に乗り心地は悪くないけど…って感じでしょうか。

そういえばこの台車、直通電車の2511~以降にも使われていました。
宮島線内では、車内巡回の時にまっすぐ歩けないほど、全方向に揺れたとか…(大汗)



大阪電車の台車で一番好きだったのは、760号が履いていたKS40J台車でした。
大阪電車のオリジナルではなかったようですが、この台車は実によく転がりました。
760号は最後まで冷房を積まなかったので、車体も軽く楽に運転できました…但し、夏場以外は…(滝汗)
また、この車両は思いで深く、平成4年に大きな被害を出した台風19号直撃の翌日、宇品界隈で高潮による冠水車を引き上げに行ったときの救援車としてハンドルを握りました。引っ張ったのは1157号だったかな?
今でも教育のネタにする、単線運転を行う時の保安方式『指導法』を体験した唯一の機会でした。



で、そのKS40J台車は760号の他に、元750形の52号も履いていました。
見ての通り、760号より更に軽い車体で、51号に比べると大変運転しやすい車両でした。
52号の台車は、760号が廃車になる時に振替えられましたが、その後は余り動くことが無くなり廃車となってしまいました。


その52号を嬉しげに運転するアタシ…(爆)



さて、その51号が履く台車はコレ。

型式は失念しましたが、軽い車体のくせして、52kwモーターを履く厄介な車両です。
花電車と言えば上半分がないんで、その分車輪の粘着力も少なく、特に上り勾配の起動時に空転が起きやすくなります。特に、己斐を出て新己斐橋に向かう時や、比治山線の的場町電停から荒神橋に上がる時は特に要注意でした。
一旦空転が始まると、ノッチオフにして再度ノッチを入れても同じことの繰り返しになるんで、そんな時はノッチを入れたまま、ブレーキハンドルをチョンチョン… 強制的に回転数を落として坂を上がっちゃいま~す(爆)

~おまけ~



大阪電車ではありませんが、元神戸1104・1105号が履いていた扶桑台車。一旦走り出すとトロッコのように、ゴロゴロと音と振動がする最悪の台車でしたが、903・909号が休車となった時に交換されちゃいました。
広い意味で言えば、元大阪市電の車両と運命を共にした台車ですかね(笑)


久し振りに、ウンチクを語っちゃいました。

現場を離れて、もうすぐ丸9年…今度は何を語ろうかな?