まろねふの廊下からの呟き

中年オヂさんの呟き転じて、人生備忘録となる…

はぁ~るばる来たぜ…

2006年06月30日 | 工作室から
最近は、自分的に『あっ!』と思う模型が少ないなぁ…と思っていると、今月の模型雑誌の広告に、面白い模型パーツがありました。

車両用を始めとした各種パーツの豊富な『エコーモデル』から、『段ボール箱』のキットが発売されました。1/80サイズで茶色と白色の2色があり、梱包テープとロープ、箱の中にいれる“みかん”までセットされています。箱のサイズも6種類、『これを荷物車に載せたら面白いなぁ…』と思い早速注文しました。
現物を見てみると、日○通○や愛媛みかん等の細かい印刷が施されており、良い感じに仕上がっております。早速、ピンセット片手に組み立てを始めて、愛媛みかんに因んで、キユニ15の荷物室に載せてみました。

『お~、素晴らしい。』
出勤前で無かったら、間違いなくこれを肴に呑んでました(笑)



これが製品です。意外と簡単に作れます。


格子越しに見える段ボール箱… 惚れ惚れします(爆)


やはり“箱”といえば『エコーモデル』ですな(謎)

ラストラン…?

2006年06月25日 | ひろでん
被爆電車である、653号と654号のラストランということで、今日は雨が降る中、多くの報道関係者や“鉄”な方々で、賑わっておりました。
特に、保存が決まった654号に注目が集まり、日中は3号線限定で運行されました。一方の653号は映画のロケで活躍したようで、本日の営業運行はありませんでした。


いつもと変らぬ朝を迎えた654号


こうやって出庫表に組み込まれるのも最後…


4本並ぶのも見納め…


今日は勤務だったので、最後の活躍は記録できませんでしたが、休憩時間に辛うじて、ポケデジで撮影できました。
今日は営業車の654号には乗れませんでしたが、昨日の夕方に3号線で最後の営業運転を行いました。珍しく、なんら苦労も無く運転出来て、遅れる事無く乗務で来ました。最後の最後で、とんでもない目にあうかと思いましたが、ちょっと拍子抜け…(笑)


慌てて構えたら『パンタが切れた…』


今日は16:30に勤務が終了したのですが、この後に654号の江波回送、本当のラストランを担当する事になりました。昨日、たまたま募集が出ているのを見かけ、速攻でハンコをつきました(笑)
で、待機中に653号をゆっくりと撮影する事が出来ました。


ちょっと“ダルマ”が邪魔だった。


一足お先に帰らぬ旅に…


そうこうしている内に、654号が営業から帰ってくると民放テレビ局の取材が始まり、あれやこれやの注文が。運行も雨のために予定より20分遅れて、結局江波車庫に出発したのが40分近く遅れてしまいました。
沿線で、最後の姿を撮影しようと思っておられた方、ごめんなさい。


テレビ局の皆さん、雨の降る中ご苦労様でした。


さて、取材も全て終わり、江波へ最後の旅路、本当のラストランに慣れたハンドル捌きで出発。私は1年数ヶ月ぶりの江波線の運転で緊張しましたが、大いなる野望であった、『ドナドナ』を歌いながら運転しようと思ったら、歌詞が思いだせんかった…野望はもろくも崩れ去った(笑)

普段あれだけ『ボロ』だの『駆けらん』だの文句ばっかり言っていましたが、実際に本当に最後となると何だか寂しいものです。
雨の中のラストランでしたが、無事に終わって何よりでした。これで、あの超満員でヒーヒー言いながら走ることも無いでしょう。

651・652 『ちょっと待ったぁ! アンタ、まだワシらが残っとるんで!』
あ、忘れとった。

可部線点描

2006年06月22日 | 廊下から
市内電車を撮影したあと、横川駅に移動して新山口に向かう回送気動車を撮影したあと、久々に可部線に乗ってきました。そういえば、じっくりと可部線を眺めた事なかったなぁ、と思いつつ…

横川駅から755Mで可部に向かいました。乗車したのは105系新製車のグループをリニューアルした、K07編成『クハ105-21+クモハ105-21』。
車内は混みあっていましたが、運転席後で『かぶりつき』をしながら撮影場所を探してみました。改めてみると、可部線はJR線らしくない、どこかの田舎私鉄のような雰囲気が至る所に漂っていますね。何だか狭っ苦しい沿線ですが、人の匂いがプンプンしてくるようにも感じました。今日は帰りに途中下車をしながら撮影する事にしました。


K-09編成 横川


可部駅前に降り立ちましたが、駅前によくありがちな商店街等も見当たらず、古くからの住宅地に囲まれた田舎駅のような感じです。可部の街は鉄道ではなく、国道を中心に開けていますから、駅のある辺りは町外れと言った感じもしました。可部駅から廃止された区間を僅かだけ歩いてみましたが、住宅地の中を走っていたので、もう少し電車区間が延びていれば…と、思ってみました。広島市は旧河戸駅までの復活を願っていると聞きましたが、今の状況から、可部駅構内の配線を大幅に変更して、行き違いが出来る構造にする必要があるでしょうね。


加計方面から構内を望む。ホームの左側に電車用の行止り式ホームがあります。


構内外れの踏切から、廃止された加計方面を望む


分断されたレール


可部線では、ラッシュ時には4両編成で運転されますが、七軒茶屋~可部間はホームの有効長の関係で、後部1両が締切扱となります。可部駅では4両扱えるのですが、あえてこのようなホーム表示が。不思議ですね…


K-08編成

K-07編成 上八木~中島

可部線の有名な撮影ポイントといえば、やはり太田川を渡るこの橋梁でしょう。私も初めてやって来ました。ここは芸備線の玖村~下深川間と接近している事が知られていますが、撮影前に聞き覚えがあるエンジン音が聞こえて、後ろを振り向くと気動車が… ここまで近いとは知りませんでした。上八木駅から玖村駅まで鉄道で移動するのと、歩いて移動するのはどちらが早いか…『探○ナ○トス○ープ』ネタですな(笑)


K-04編成 古市橋~下祇園 阿法川橋梁横にて

実はこのポイントは以前から気になっておりました。やっと訪れる事が出来ました。ここはかなり低い位置にある橋梁で、ゴミゴミした雰囲気がいいかなと思っておりましたが、実際に行ってみると自動車の廃車が放置されていたりと、アングルに悩みました。右の架線柱を入れればバックの山の稜線が切れるし… 難しかったですね。


クハ105車内。日中でも利用者が意外と多いんです。 下祇園にて


可部線唯一となったトンネル付近にて K-08編成 三滝~横川


西陽を一瞬浴びて… K-09編成 安芸長束~三滝

ただ、乗ってみるつもりだった可部線でしたが、何とも言えない雰囲気に魅せられて、半日も居座ってしまいました。また今度、じっくりと撮影したいですね。



やっと引退…か。

2006年06月21日 | ひろでん
ここ最近、競作の模型作りばかりをしておりました。今日は梅雨の中休みで天気も良く、朝からカメラ片手に広島市内を徘徊し、今まで気になった電車等を撮影してきました。

さて、数日前の某田舎新聞で、今度のダイヤ改正で引退する、654号が広島市に寄贈され、安佐南区にある『広島市交通科学館』で常設展示されることになったそうです。
650型といえば、被爆電車として有名で、それが故に平成の世まで生き延びた感じもしなくもありません。実際に運転する立場からすると、『足が遅い』『箱が小さい』等、決して楽な電車ではありません。実際に、オバちゃん原付に普通に追い抜かれた事もありますから…(涙)
しかし、歴史的観点から見ると、保存されるということは大変意義のあることだと思います。しかし、多くの保存車両同様に最初だけが『客寄せパンダ』で、後に荒廃させ解体されるようなことには、絶対になってほしくありません。(実際に大芝の方で朽ち果てた前例がありますからね…)
願わくば屋内できちんと保存して頂きたいですね。もっと欲を言えば、交通科学館ではなく、原爆資料館か平和祈念館での保存を願いたいです。


6月21日 日赤病院前~広電本社前


ラッシュ運用を終えて。広電本社前にて

『普段から写真を撮ってないから、最後になって慌てるんよ…』 判っちゃいるんですけどね、重い腰が上がらんのですよ。

競作 その4 完成

2006年06月20日 | 工作室から

競作のために製作していた、キユニ16も無事に完成しました。本当でしたら2両共、競作の作品になる予定でしたが、写真を見ていてムラムラ…1番を大分時代の塗り分けにしてしてしまいました。

GW明けには塗装の出来る目処が付いていたのですが、休みの度に大雨に見舞われ、6月に入ってギリギリの完成でした。今回もマッハのラッカー系塗料で塗装しましたが、環境が変ったこともあって顔料が粒状になったり、時間が無かったのでマスキングがずれ、タッチアップを盛大に行ったりと、決して満足いく完成ではありませんが、本物の醸し出す“ゲテ”な美しさは表現できたと思います。

そういえば、門タケさまにも、現役時代の写真で散々けしかけられましたね(笑) さ~て、湘南顔ブームもまだ続いていますので、同類のキユニ16-10やキハユニ15と16も一気に行こうかな? 

あっ!また、いらん事を言ってしもうた(爆)





まずは、大分時代を再現した1番です。キットではトイレ窓を、本来あるべきではない場所にも表現していたので、それを埋めるのに苦労しました。




芸備線で一生を過ごした、3番です。実物写真も殆どなく、藤原模型店での常連様に貴重な写真を頂き完成にたどり着きました。この場をお借りしまして、厚く御礼申し上げます。

で、このキットも大きな間違いをしておりまして、それに気が付いたのが何と仕上げ中! 運転台扉のすぐ後ろの窓は開閉構造のできる窓なんです。製品はVC図面を忠実に再現していたので、図面通りの原型の戸袋窓を再現していたのです。

教祖様~、もっと、よく調べて下さいよ~(涙)