さて、EF67製作も佳境に入り、塗装作業に入ります。
何時ものセオリーとおりに進め、下地にGMカラーのねずみ1号を吹き、その後に黄かん色を吹きます。
直感的に、黄かん色を吹いたのですが、先日のFおぢさんとの会話の中で、それはO山模型店の店主の教えで、赤色系を吹くときは、最初に黄かん色を吹くと発色が良くなるのだと…
黄かん色を吹いた後に、帯の部分だけ黄色5号を吹き、マスキングをしておきます。
みなさんが苦労している赤色は、気動車用にストックしていた、モリタの赤11号を吹きます。
エェ感じになりました!
モニター部分を載せてニヤニヤ…
さて、JRマークは古のTomix製インレタを使用しました。
何時買ったか覚えてませんが、未だに使えます…
形式はKATO製のインレタを使用、製造銘板は余っていた天賞堂製の銘板に、赤11号を吹いて軽くペーパーをかけます。
撮影して初めて斜めに気付いた…(汗)
さて、1END側の正面ガラスですが、パーツとして入っていた透明パーツは使えません!
コンパウンドで磨けど磨けど透明度は増さず、ピラーの部分で
ポキっと…
ここはパーツの使用を諦めて、オリジナルの窓ガラスを使います。
まずは切り離して…
ピラーの部分にデザインナイフで、切り込みを入れます。
判りやすく仮嵌めしましたが、こんな感じに…
平面部分の長さを詰めなければなりませんが、変に切り込みを入れるとヒビが入るので、ルーターでザックリ削って、鑢で微調整しました。
左側は、コンパウンドで磨いた後ですが、こんな感じですかね?
貫通扉の窓ガラスは、あとで透明プラ板を嵌め込みます。
で、デフロスタのモールドはルーターで削り、#1000のペーパーをかけた後に、3種のコンパウンドでひたすら磨きました。
テールレンズは、オリジナルのモノを使うと引っ込みすぎるので、我が家に潤沢にあったこのパーツを使用。
こんな感じかね?
2END側の解放テコを自作して、色差しをしようとしたのですが、ここで悲劇が!
1END側の梯子は、矢印で示すとおり車体からはみ出ます。
ちょっとした弾みで何かに当たり、あっけなく根元から折れてしまいました!
そして、その補修中には2END側の庇がポキっと…
心も折れそうになりましたゎ…(涙)
気を取り直して、庇は接着剤で接着し直して、強度のないステップは、真鍮帯材を鈍角のL字に折り曲げ、梯子の裏側に瞬間接着剤で接着し補強しました
こんな感じです…
紆余曲折ありましたが、何とか完成!
綺麗すぎるので、ウェザリングは必要ですが、暫くは綺麗な姿を眺めてニヤニヤしようかな…(笑)
~総括~
アタシの個人的な見解ですが、3Dプリンターによるパーツは、床下機器といった立体物には有効ですが、ある程度強度が求められる箇所には、今の材質では適さないと考えます。
EF67でいえば、1END側の梯子は車体よりはみ出るため、例えばマッハの車両点検台にも、側面を上に載せると、梯子に負荷が掛かり折れる可能性大です。
また、走らせるときには、何かの拍子で脱線したりする事も考えられ、衝撃による破損のリスクも考えられます。
強度を確保するために、ある程度のデフォルメをするか、製作の段階で各々が補強することを考えなければならないでしょう。
とは言え、このパーツを製作して頂いたお陰で、これまで欲しかった車両を、約四半世紀の時を経て手にすることが出来ました。
パーツを製作された鑛鉄道さんには感謝いたします。ありがとうございました!