南信州のりもの倶楽部♪

バックオーダーをいただき過ぎたため現在オーバーホールのご依頼は受け入れを一旦停止しています。

オイルジェットも疑ってかかれ

2014年08月19日 20時28分02秒 | 輸入横型エンジン編
お盆開けるといきなり涼しくなったりするんだけど、
まだまだ暑いねぇ。
こんなに暑いと暇な時は扇風機の風に当たりながら高校野球見ながらダラダラしてると、
1日がアッと言う間に終わり夕方になってからでないと倶楽部活動する気にならん。
ガレージにエアコンとテレビがあれば話は別なんだがなぁ。

今日はもエンジンはサッパリ進まないから、
いろんな部品とにらめっこしてた。

そこで気が付いたのがオイルジェット。
中華エンジンクランクケース右のオイルポンプ裏側に、
オイルジェットがあって、ここからピストン裏にめがけてオイルがピュ~と噴射されてる。
まぁ一番潤滑が必要なピストンピンにダイレクトに噴射されとるかは分からんけど、
それでも有ると無いとじゃ安心感がかなり違くて、
オイル管理さえちゃんとしてればピストンピンが焼き付く事は無いと思う。

だけどウチにあったクランクケースを観察してたら、
この穴の径が違う事が分かった。

で、オイルポンプの性能をイコールだと仮定すると、
オイルが飛ぶ距離にかなりの違いが出て来ると思うのだ。
つまり穴が広いと量は噴射されるが距離は伸びず、
穴が細いと量は減る一方飛ぶ距離は増えると思われる。

ただウチにあったケースで調べてみるとオイルはちゃんとピストンピン辺りには当たってるらしく、
まぁ当然ピストン右の方は潤滑に余裕があるとは思うが、
左側はどうなんだろうねぇ。

まぁ有るだけはありがたいんだけど、
もし腰上をバラしたらこの穴が見えるから、
穴の径なんかを確認してもらいたいし、
オーバーホールするならこの穴が詰まってないかを見てもらいたい。
それにオイル管理がずさんな場合はスラッジが溜まって絶対塞がるから、
オイルはマメに交換してほしい。
俺は最低でも半科学合成の10w-40くらいを指定してるんだけど、
本当に欲を言えば100%科学合成油を使ってほしい。
かなり贅沢だとは思うんだけど、
この出費のおかげでもっと高いパーツが救えると思うとね。
中華エンジンは安いからオイルも安くていい訳じゃないし、
逆にエンジンなんて組んでしまったらオイル交換くらいしか出来ないし、
だいいち国産エンジンも中華エンジンも、
同じ材料を使ったレシプロエンジンに
違いないから。

そんな訳で色々考えてる割にはエンジンは進まんし、
予定してた今週末の走行会にマシン作りは間に合わなかったし、
物事ってホントうまく進まないもんだねぇ。

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