今日は雨降りだから売り物のエンジン作り。
先ずは手術台(ウチではエンジンを組む用のカートをこう呼ぶ)にスタンド載せて、
クランクケースにミッションから始めようと思ったら、
ここでやっとベアリングを買ってない事が判明…
スッカリ忘れてたわ。
仕方ないのでヘッドからにしようと面研から始める。
今回もメタルガスケットを使うんだけど、
これが面研の途中なんだが、ヘッドにはマシニングの跡はあるし、
シリンダーはカムチェーントンネル辺りが当たってないのが分かると思う。
だから面研をせずにメタルガスケット使ったりすると、
圧縮漏れや吹き抜けを簡単に起こしてしまうってのが簡単に想像できるんでないかな?
面研って言っても数十ミクロンしか研磨しないんだけど、
自分のガレージ名を入れて売る以上中途半端なマネはしたくないから、
トラブルの芽は徹底的に潰して作るのがワタクシのポリシー。
面研が終了するとこんな感じ。
ヘッドに軽く何か当たった跡があるのが中華クオリティだけど、
コレを消すまで磨くと削り過ぎだし、液体ガスケットを使うから何ら問題ないレベル。
しかし面研後は表面を光に当てると虹色に輝いて綺麗なんだよ~
だからこのエンジン買った人はかける前にバラして見てもらいたいくらいだ(笑)
バルブは昔ウエスト加工だけはしてあったから、
ボール盤に咥えさせてポリッシュ加工をした後、
擦り合わせをして組んでいく。
本来は自分のエンジンでもウエスト加工まではしないんだけど、
今回に限りオマケで良いや。
ちなみにバルブが軽くなると柔らかいバルブスプリングを使ってもサージングが起きにくくなるから、
相対的に強化スプリングを使ったのと同じ効果が得られるのね。
だから真剣にレースやってる人のバルブは傘の部分を削りこんで、
凄く軽量にしてるのが分かるくらいペラペラだ。
ただ耐久性重視だとこれ以上はちと怖いねぇ。
カムシャフトはヤフオクで売ってる中華125ccエンジン用のハイカムを使う。
ちなみに右の方がハイカムなんだけど、
ノーマルとはリフト量も作用角もオーバーラップも遥かに多い。
これなら期待できるねぇ♪
商品説明にあるようにオーバーラップの干渉検査してみたら、
ギリギリ当たらないくらいに作ってあるとは書いてあったがソッと当たる…
このままだと少しサージングしただけでバルブ干渉するし、
こんな危なっかしいエンジンなんか売れないので…
旋盤で傘の先端部分を軽く研磨して干渉を防止してみる。
削った後はこんな感じ。
この後また擦り合わせをし直して組んでみると…
何とか1ミリ程のクリアランスは確保できた。
ちなみにこのハイカムは加工されたバルブもセットで売られているから、
削ったり出来ない出来ない人はそっちを買った方が良いと思うけど、
いずれにしろバルブの脱着は必要だから、
それすら出来ない人はこのハイカムは諦めた方が良いと思う。
それとヘッドによってはバルブスプリングが底突きしてカムが回転しない、なんてパターンもあるから、
バルブスプリングの交換が必要になるんだけど、
前も書いた様にこのヘッドはホントにカムを選ぶヘッドなの。
だからもしかしたら知識無い人がいきなりハイカム入れようとするのは無理なのかもしれないね。
余裕があるなら150ccエンジンのヘッド使えばビッグバルブだからこんな事で悩まなくて良いんだけど、
あれこそガッツリと面研が必要だし何よりコストが2万以上上乗せしないと元取れないし…
だけどその内容で組んだら仮想WIN120だからパワーと高回転に関してはかなり有利になるのも事実。
だったら新品のWIN120買っても同じか…
まぁまだ売ってればだけどね。
こんな感じでヘッド組むのに何と半日も使ってしまう低たらく。
だけど今日はホント勉強になったから、
次からは遠回りしなくて済むから良いか。
ここまで読んでくれた人に耳よりな情報を。
前にも書いたけど俺のゴリラには本物のWIN120が載ってるんだけど、
WIN120の純正カムと中華125ccエンジン用ハイカムを並べてみたんさ。
WIN120のカムって意外とハイカムなのは知っていたからね。
そしたらさ…
えっとね、笑えるくらい全く同じ。
一応だけど左側が中華ハイカムで、リフト量もデジタルノギスで測ったんだけど、
これまた全く同じで吹いたわ。
WIN120の純正カムは中華125ccエンジン用ハイカムの約半分の価格。
こんな事書いたらハイカム売ってる人に怒られそうで心配だが、
まぁ俺の気のせいかもしれないし、
出来れば見なかった事にしてもらいたいし、
信じるか信じないかはあなた次第。
先ずは手術台(ウチではエンジンを組む用のカートをこう呼ぶ)にスタンド載せて、
クランクケースにミッションから始めようと思ったら、
ここでやっとベアリングを買ってない事が判明…
スッカリ忘れてたわ。
仕方ないのでヘッドからにしようと面研から始める。
今回もメタルガスケットを使うんだけど、
これが面研の途中なんだが、ヘッドにはマシニングの跡はあるし、
シリンダーはカムチェーントンネル辺りが当たってないのが分かると思う。
だから面研をせずにメタルガスケット使ったりすると、
圧縮漏れや吹き抜けを簡単に起こしてしまうってのが簡単に想像できるんでないかな?
面研って言っても数十ミクロンしか研磨しないんだけど、
自分のガレージ名を入れて売る以上中途半端なマネはしたくないから、
トラブルの芽は徹底的に潰して作るのがワタクシのポリシー。
面研が終了するとこんな感じ。
ヘッドに軽く何か当たった跡があるのが中華クオリティだけど、
コレを消すまで磨くと削り過ぎだし、液体ガスケットを使うから何ら問題ないレベル。
しかし面研後は表面を光に当てると虹色に輝いて綺麗なんだよ~
だからこのエンジン買った人はかける前にバラして見てもらいたいくらいだ(笑)
バルブは昔ウエスト加工だけはしてあったから、
ボール盤に咥えさせてポリッシュ加工をした後、
擦り合わせをして組んでいく。
本来は自分のエンジンでもウエスト加工まではしないんだけど、
今回に限りオマケで良いや。
ちなみにバルブが軽くなると柔らかいバルブスプリングを使ってもサージングが起きにくくなるから、
相対的に強化スプリングを使ったのと同じ効果が得られるのね。
だから真剣にレースやってる人のバルブは傘の部分を削りこんで、
凄く軽量にしてるのが分かるくらいペラペラだ。
ただ耐久性重視だとこれ以上はちと怖いねぇ。
カムシャフトはヤフオクで売ってる中華125ccエンジン用のハイカムを使う。
ちなみに右の方がハイカムなんだけど、
ノーマルとはリフト量も作用角もオーバーラップも遥かに多い。
これなら期待できるねぇ♪
商品説明にあるようにオーバーラップの干渉検査してみたら、
ギリギリ当たらないくらいに作ってあるとは書いてあったがソッと当たる…
このままだと少しサージングしただけでバルブ干渉するし、
こんな危なっかしいエンジンなんか売れないので…
旋盤で傘の先端部分を軽く研磨して干渉を防止してみる。
削った後はこんな感じ。
この後また擦り合わせをし直して組んでみると…
何とか1ミリ程のクリアランスは確保できた。
ちなみにこのハイカムは加工されたバルブもセットで売られているから、
削ったり出来ない出来ない人はそっちを買った方が良いと思うけど、
いずれにしろバルブの脱着は必要だから、
それすら出来ない人はこのハイカムは諦めた方が良いと思う。
それとヘッドによってはバルブスプリングが底突きしてカムが回転しない、なんてパターンもあるから、
バルブスプリングの交換が必要になるんだけど、
前も書いた様にこのヘッドはホントにカムを選ぶヘッドなの。
だからもしかしたら知識無い人がいきなりハイカム入れようとするのは無理なのかもしれないね。
余裕があるなら150ccエンジンのヘッド使えばビッグバルブだからこんな事で悩まなくて良いんだけど、
あれこそガッツリと面研が必要だし何よりコストが2万以上上乗せしないと元取れないし…
だけどその内容で組んだら仮想WIN120だからパワーと高回転に関してはかなり有利になるのも事実。
だったら新品のWIN120買っても同じか…
まぁまだ売ってればだけどね。
こんな感じでヘッド組むのに何と半日も使ってしまう低たらく。
だけど今日はホント勉強になったから、
次からは遠回りしなくて済むから良いか。
ここまで読んでくれた人に耳よりな情報を。
前にも書いたけど俺のゴリラには本物のWIN120が載ってるんだけど、
WIN120の純正カムと中華125ccエンジン用ハイカムを並べてみたんさ。
WIN120のカムって意外とハイカムなのは知っていたからね。
そしたらさ…
えっとね、笑えるくらい全く同じ。
一応だけど左側が中華ハイカムで、リフト量もデジタルノギスで測ったんだけど、
これまた全く同じで吹いたわ。
WIN120の純正カムは中華125ccエンジン用ハイカムの約半分の価格。
こんな事書いたらハイカム売ってる人に怒られそうで心配だが、
まぁ俺の気のせいかもしれないし、
出来れば見なかった事にしてもらいたいし、
信じるか信じないかはあなた次第。