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スティーヴン・スピルバーグ監督『戦火の馬』その2

2013-05-15 03:45:00 | ノンジャンル

 昨日の続きです。
 彼は鋤を引いて前へ進もうとしない馬を見て、野次り、石造りの家の2階の窓からは、ローズがアルバートを見守ります。「俺なら鞭を使う」とテッドが言うと、アルバートもついに鞭を1回ジジョーイに食らわせますが、驚いたジョーイは急に走り出し、アリバートは鋤ごと引きずられていきます。「ブラボー!」と高笑いする地主。人々が見物に来てアルバートを応援し始めると、地主は「進んでいるだけで、鋤で地面が少しも掘れてないぞ」と嘲笑います。疲れて膝をつくジョーイ。そこに雨が降ってくると、地主はテッドに「1日で準備して木曜日には出ていけ」と命じます。一方、ジョーイに引かれた鋤は、雨で柔らかくなった地面を掘り返し出します。ジョーイを叫び励まし、前進を続けるアルバート。雨でびしょ濡れになりながら、その様子を見つめるローズ。大きな石も砕いて進む鋤を見て、ローズは笑みを浮かべます。車で帰ろうとしていて、異変に気付く地主。彼は戻ってきて、ローズに「息子も脚を傷めるぞ」と警告すると、ローズは「今後、息子の悪口を一言でもいったら、殺してやる」と逆に地主を脅します。
 明け方まで徹夜で耕し続け、朝になり力尽きて座り込むアルバート。ローズは「本当にバカな親子だ」と言いながら、肩を貸してアルバートを家に入れます。傷の手当てをしながら、ローズは大隊旗を見せ、テッドが義勇農耕兵団の軍曹だったことを語り、ボーア戦争で戦っあ時に贈られた南ア勲章、自分が負傷していたのに仲間を助けたとして、トランスヴァールの戦いでもらった栄誉ある殊勲賞をも見せ、テッドが帰郷すると勲章はすぐにゴミ箱に捨てたこと、人は昨晩のあなたのように、誇りになることをしなければならないのに、テッドはアフリカでした人殺しをを誇りだとは思っていないこと、しかしテッドは私たちのために努力し続けているし、努力の成果を出して、ジョーイは仕事をやり遂げるだろう、とローズが語ると、アルバートは「戦争を生き延びてきた旗は、いつか父さんに返すつもりだ」と語ります。種を捲く父の姿。
 オーバーラップすると、畑一面に青々とした株の苗が育っているのが見えます。アルバートを乗せ草原を疾駆するジョーイは、女の子を乗せ車を運転する地主の息子を追い越しますが、石垣もジャンプで飛び越えようとすると、急にジョーイが立ち止まり、アルバートは前に振り落とされます。悲痛な顔の女の子の顔を見て、薄ら笑いする地主の息子。
 牧場に雷鳴が轟き、豪雨の中、ジョーイは馬小屋に入れられます。翌日、前日の豪雨でカブが全滅し、絶望したテッドは「神はあまりに不公平だ」と言い、ローズに向かって「自分を見捨てても構わない」と言いますが、ローズは「憎しみは増えても、愛は変わらない」と答えます。
 やがて若者が町中に英国がドイツに宣戦布告したことをふれて回ります。町長は町の人々に対し、6時きっかりに教会の鐘が鳴り、その後戦争が終わるまで鐘は鳴らないと告げます。
 農業祭が開かれ、アルバートはジョーイがいなくなっているのに気付きます。泣くローズ。テッドはジョーイを30ギニーで軍に売り、デヴォン州一の馬だと保障します。そこへアルバートが駆けつけますが、既に取引は終わった後でした。涙ぐみ「ひどいよ」と言うアルバートは、年齢のサバを読み、その場で自分も軍に志願しようとしますが、xジョーイを買ったニコルズ大尉は、自分が借りて大切にし、できれば君に返すという男と男の約束をします。家に帰り、「全部失っていいのか?」と言うテッドに、ローズは「こんなやり方‥‥」と言い、「戦争だからな」とテッドが言うと、「言い訳ね」とローズは答えます。
 軍への志願者の隊列が町の中央の道を進み、町の人々から喝采を受けます。アルバートはジョーイの鞍に父の大隊旗を結び付けますが、他の馬と一緒にさせられそうになったジョーイは暴れだし、放馬してしまいます。ジョーイはトップソーンという名前の馬の隣に置かれます。盛んに後ろ足で立ち上がるジョーイ。パーキンスは馬の手入れを命じられ、将校たちは自分の馬の自慢合戦を始めます。突撃の演習。ニコルズ大尉はアルバートに、馬は元気だと手紙を書き、ジョーイの顔のスケッチも一緒に送ります。明朝4時に海峡を渡り、前線に向かう命令を受けるニコルズ大尉。(またまた明日へ続きます‥‥

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